パワーエックス、HWO富楽里に初の高速道EV充電施設を開設

電力量に応じた従量課金制を採用、公平で明瞭な料金体系に

パワーエックス(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 CEO:伊藤 正裕)は5月30日、富津館山道路の「ハイウェイオアシス富楽里(HWO富楽里)」(千葉県南房総市)に、自社初の高速道路上EVチャージステーションを開設した。

当該ステーションには、パワーエックスが製造する蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger」を計2機(合計4口)設置した。

最大150kWでの超急速充電に対応しており、バッテリー容量が大きなEVでも短時間で効率よく充電が可能という。

更に充電料金については、国内の高速道路上では初めて、使用した電力量に応じた従量課金制を採用した。これにより従来の時間課金制と比較し、全てのEVユーザーに公平で明瞭な料金体系となった。

ハイウェイオアシス富楽里は、都心から約1時間とアクセスが良く、南房総エリアへの観光やリゾート滞在時の経路充電スポットとして最適な場所にある。

また隣接した「道の駅富楽里とみやま」では、地元の新鮮な食材の買い物やフードコートでの食事など、充電中も楽しめるアメニティが揃っている。

今回の取り組みは、パワーエックスが全国道の駅連絡会と連携し推進する道の駅への充電インフラ整備の一環として実現したもの。これまでに全国7駅でチャージステーションを整備し、千葉県内では今回が4駅目となる。

ちなみにパワーエックスには、高速道路へのチャージステーション展開について多くの要望が寄せられているという。

それらを受けて同社では、「充電器の製造開発から充電サービス提供までを一貫して行う強みを活かし、EVユーザーの利便性をさらに高めるため、充電の高電圧化・高出力化を進めると共に、本ステーションの運用で得られた知見をもとに、高速道路でのさらなる展開を推進します」と話している。

ハイウェイオアシス富楽里(HWO富楽里)のチャージステーションの概要

画像:上り線駐車場

画像:下り線駐車場

設置場所:富津館山道路 ハイウェイオアシス富楽里 駐車場内
千葉県南房総市二部2211 ※当該ステーションは有料道路からのみ利用できるものとなっている。
導入製品:
パワーエックス製 蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger」
最大出力:
150kW(ブーストモード・10分間)/ 120kW(連続出力)
設置台数:
2基(4口)※上り・下り線駐車場にそれぞれ1基(2口)
営業時間:24時間(年中無休)
利用対象:充電規格「CHAdeMO」での充電に対応した電気自動車の所有オーナー *一部の車種は充電できないケースあり。
利用料金:従量課金制。一般価格:65〜75円/kWh 、PowerX First会員価格:45〜55円 / kWh
充電可能時間:最大30分間
運用開始日時:2025年5月30日15時
*詳細はPowerXアプリを確認されたい。

会社名:株式会社パワーエックス (PowerX, Inc.)
設立:2021 年 3 月 22 日
代表者: 取締役兼代表執行役社長 CEO 伊藤 正裕
所在地:東京都港区赤坂 9-7-1 ミッドタウン・タワー 43F
事業内容:⼤型蓄電池の製造・販売、EVチャージステーションのサービス展開、船舶用蓄電システムの開発・製造、及び再生可能エネルギー等の電力供給
URL:http://power-x.jp/