グラフィット、本社移転で「開発・生産・物流」を一体運営へ

電動パーソナルモビリティのグラフィット(glafit/本社:和歌山県和歌山市、代表取締役社長CEO:鳴海 禎造)は4月25日より、本社拠点を和歌山市出島から同市内梅原の「ノーリツ プレシジョン」の敷地内へ移転した。

glafitでは今移転により、製品の開発から生産・物流までをシームレスに連携できる体制を整え、新たなモビリティの創出に向けて、より一層スピード感を持って事業拡大を図っていくという。

そのノーリツ プレシジョンと(1951年創業)は、写真処理機器・介護機器・医療機器の開発・製造受託で地域では知られた存在だ。

ちなみにこのノーリツ プレシジョンは先の2019年4月9日に、glafitと業務提携を結んでいる。また、これに伴いglafitへ出資。

<協定締結3者>・glafit株式会社 代表取締役 CEO 鳴海 禎造氏、・和歌山県 仁坂 吉伸知事、・和歌山市 尾花 正啓市長、<出席4社>・ヤマハ発動機株式会社 MC事業本部 中尾 浩新ビジネス推進部長、・株式会社紀陽銀行 日野 和彦取締役常務執行役員、・株式会社第三銀行 北田 浩一和歌山支店長、・ノーリツプレシジョン株式会社 星野 達也代表取締役社長

それ以降、次世代モビリティに係るノウハウを持つglafitと、生産工場をノーリツプレシジョンはシナジーを追求。〝メイドイン和歌山のものづくり企業連合〟として共に成長を目指してきた経緯がある。その連携ぶりは経済紙やメディアなどで、和歌山発の新たな取り組みとして注目されていた。

一方のglafitにとって本社の移転は創業以来初のこと。 これまでglafitはノーリツプレシジョン内に自社の生産ラインを設け、電動バイクをはじめとした次世代モビリティの生産および物流を行ってきた。

但しglafitにとっては経営を司る本社と、製品開発を担う企画や営業部門が物理的に離れた体制となっていたことが懸念であったという。

これが今回の移転により、開発・企画・営業と、生産・物流の各部門が同一拠点に集約され、製品開発のスピードアップ、フィードバックの即時反映、そして意思決定の迅速化が実現されるという。

また、昨年発表し現在開発を進めている「四輪型特定小型原付」など、今後の社会実装を見据えた新製品の実用化に向けて、今回の本社移転は重要なターニングポイントと位置づけてもいる。

同社は、今後もスピード感と柔軟性を持った体制で、新しいモビリティの価値を届けていくと話している。

新本社概要
新住所:〒640-8452和歌山県和歌山市梅原579-1
最寄駅: 南海本線 和歌山大学前駅

新支社も新設
首都圏および中部圏でのビジネス展開強化を目的に、以下2拠点の支社を新設した。

▷東京事務所: 〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町41-1 H¹O 神田402

▷浜松事務所: 〒430-0933 静岡県浜松市中央区鍛冶町100番地-1  ザザシティ浜松中央館 B1F

また現在glafitでは、本社並びに東京事務所、浜松事務所にて積極的に採用を行っている。

glafitについて
glafit株式会社は、電動パーソナルモビリティの開発・製造・販売までワンストップで手がける、和歌山発のハードモビリティベンチャー。「移動を、タノシメ!」をブランドメッセージに掲げ、「日々の移動を驚きと感動に変え、世界中の人々を笑顔にする」ような、新しい移動体験をお届けするモビリティの開発・提供を目指している。

glafit株式会社の概要
所在地:和歌山県和歌山市梅原579-1
代表者:代表取締役社長CEO 鳴海 禎造
設立年月日:2017年9月1日
公式サイト:https://glafit.com/

—————————————

(以下参考)
移転先のノーリツプレシジョン株式会社について
所在地:〒640-8550 和歌山県和歌山市梅原579-1
代表取締役:吉井 剛
創業:1951(昭和26)年
設立:2011(平成23)年 2月
従業員数:単体:300名、連結:530名 (2022年4月1日現在)
公式サイト:https://www.noritsu-precision.com/