ハンコックタイヤ、サウジ市場へヴェンタス・エボを投入


ハンコック・アンド・カンパニー・グループ傘下のハンコックタイヤ&テクノロジーは4月21日(サウジアラビア、ジェッダ発)、超高性能タイヤ「Ventus evo(ヴェンタス・エボ)」を4月にサウジアラビアで正式に発売した。

このタイヤは、同社の主力製品「Ventus」シリーズの最新モデルとなる。

ハンコックによると「Ventus evo」は、「Ventus S1 evo 3」の後継として開発された第4世代モデルで、ブレーキ性能とコーナリング性能が大幅に向上し、燃費と走行距離も従来モデルより向上させたと謳っている。

また昨年11月に欧州で発売されて以来、北米、韓国、中東へと着実に展開し、現地のお客様からトップクラスの超高性能タイヤ技術として高い評価を得ているという。

そのタイヤづくりでは、AIを活用したコンパウンド最適化技術を用いて開発。最先端のタイヤ素材配合を組み合わせていくことで、従来製品に於ける性能上のトレードオフを克服した。これにより、高性能な走りと安定性の卓越したバランスを実現し、スポーティでダイナミックなドライビングに適したタイヤに仕上がったとしている。

特にウェット路面でのハンドリング性能を向上させるため、タイヤ溝に先進の排水設計技術を採用し、ウェット路面での制動力と安定性を向上させた。その性能は、韓国のエネルギー効率ラベリング・規格プログラムで、ウェットブレーキ性能に於いてグレード1の評価を取得している。

また「Ventus evo」は、最適なタイヤパターン設計を適用することでトレッドバランスとブロック剛性を維持し、走行中に路面接触圧力を均等に分散することで、従来品より最大32%のタイヤ寿命を誇るとしている。

Ventus evoについてハンコックタイヤの中東・アフリカ部門責任者のキム・ジョンウ氏は、「Ventus evoは現在、サウジアラビアのBMWやAudiをはじめとするプレミアムOEパートナーに供給することで、その技術的卓越性を証明しています。

革新的な技術により、パワフルで持続的なスポーツドライビングパフォーマンスを提供し、お客様のダイナミックなドライビング体験をさらに向上させます。

またハンコックタイヤは1987年にサウジアラビアのジェッダに販売子会社を設立して以来、中東および北アフリカ地域に於いて、グローバル統一のプレミアムポジションを着実に強化してきました。今年は、Ventus evoをはじめとする業界最高水準の製品を投入することで、この地域におけるリーダーシップの地位を更に強化させることを目指しています」と結んでいる。