米エアビクイティ社、インフォテインメント開発の提供環境を拡張へ


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車両用テレマティクスおよび接続サービス・ソリューション会社で、モバイルアプリケーション開発を含むインフラ環境を提供しているAirbiquity(本社:米・ワシントン州シアトル、社長兼CEO:Kamyar Moinzadeh/カムイアル・モインザデ、以下、エアビクイティ社)は12月15日、同社のインフォテインメント提供サービスを拡大すると発表した。

ちなみに現時点で米国内に於いて、テレマティクス環境のごく一部の開発環境を例に取ると、「車両とモバイルアプリケーションを連携させる方法」で4例のアプローチ方法が存在する。

そのひとつは、先頃から相次いで関連の改良車投入を実施しているGeneral Motors(GM)や、フォードに見られる事例で、自社製のSDKを介してCarPlayを介して接続するアプローチ。

2例目は、Car Connectivity ConsortiumによるMirrorLink。3例目は、Open Automotive Alliance(OAA)が主導するAndroid。さらに4例目がAha Radioである。

1例目のGMやFordでは、自車向けのアプリケーションサービスを拡大するため、アプリを作成するためのSDKをソフトウェア開発者に向けてオープン化する方向に進める等、左記はあくまでもごく狭い範囲の例ではあるが、広く車両用インフォテインメント環境の構築に於いては、多様かつ多角的な選択枝とアプローチ方法が存在している。

こうしたなかエアビクイティ社は、世界の自動車メーカーに対して、グローバル並びに地域向けのインフォテインメント・アプリケーション・プラットフォームと、コネクテッドカー・インフォテインメント向けアプリケーションプラットフォームへのアクセス環境を開いていく構えを見せている。

なお同社によると、エアビクイティ社の開発環境であるDriver Experience Template and Projectionは、低コストで独自のインフォテインメント・アプリケーションが開発できるよう設計されているという。

エアビクイティ社CEOのカムイアル・モインザデ氏は、「当社のソリューションは、世界の自動車メーカーのプログラム開発環境として、45以上のインフォテインメント・アプリケーションと12の車両ヘッドユニットを持ち、自社のChoreoサービス提供プラットフォームに統合しています。

これには30以上の言語の翻訳が含まれ、この深い経験とテンプレート/プロジェクションに基づくアプリケーション・ポートフォリオを活用することは、我々が提供するサービスにとって新たな1歩を印すものです。

Driver Experience Template and Projectionの市場投入を介して、低コストでのアプリケーション開発環境を提示出来ることに、大きな期待感を持っています。

今回のサービス拡充には大きな需要があり、当社の革新的技術と専門知識によって、この市場に於いてユニークな立場を、より確固たるものとするでしょう」と語った。

エアビクイティ社について
エアビクイティ社はコネクテッドビークル・サービス並びに車載テレマティクス技術開発のパイオニアとして知られている。

同社は、業界で最新鋭のクラウドベース・コネクテッドカー・サービス提供プラットフォームChoreo(TM)によって現代のコネクテッドカーのビジョンを提示している。

自動車メーカー、サプライヤー、モバイル・ネットワーク・オペレーターはエアビクイティ社と提携して、50カ国・30言語で顧客が要求する安全、効率、利便性、インフォテインメントに応えるスケーラブルで扱いやすいコネクテッドカー・ソリューションを提供している。< http://www.airbiquity.com >