マツダとソラーズの合弁生産会社、エンジン工場設立についてロシア政府と特別投資契約を締結


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マツダ株式会社(本社:広島県安芸郡府中町、社長:小飼雅道、以下、マツダ)と、ロシアの自動車製造企業のOJSCソラーズ(Sollers)社<※1>(本社:ロシア・モスクワ、CEO:ヴァディーム・シュヴェツォフ 以下、ソラーズ)は日本時間の9月2日、ロシア極東連邦管区プリモリスキー州ウラジオストク市にある合弁生産会社「MAZDA SOLLERS Manufacturing Rus(マツダソラーズマヌファクトゥリングルース 以下、MSMR)」のエンジン工場設立について、MSMRとロシア連邦政府が特別投資契約を締結したことを発表した。

設立されるMSMRのエンジン工場は、年間生産能力5万基を予定しており、2018年中の量産開始を目指していく予定。また、同エンジン工場の設立にあたって、ロシア連邦政府より、2023年までの支援策が定められる。

2012年10月に操業を開始したMSMRでは、現在「CX-5」と「Mazda6」の車両組み立てを行っており、これまでに10万台以上のマツダ車を生産して、ロシア全土に届けてきた。

これを踏まえマツダでは、「今後もマツダとソラーズは、マツダの高い自動車生産技術力と、ソラーズの持つ地域への強みを生かし、その協業をさらに進展させ、ロシアの自動車産業に貢献してまいります」と将来の抱負を述べている。

<※1>ソラーズとは
ソラーズ(Open Joint Stock Company “Sollers”)は、旧社名セベルスタルアフト(SeverstalAvto)。かつてロシア製鉄企業のセベルスタルが自動車工場を傘下に収める際、持ち株会社として2002年に設立された。

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ソラーズ概要:
正式名称:Open Joint Stock Company “Sollers”
代表者:ヴァディーム・シュヴェツォフ
本社所在地:ロシア連邦 モスクワ市
上場証券取引所:MICEX、RTS(共に露国内証券取引所)
設立 2002年3月
主な事業内容:ロシアにおける自動車販売・製造業
取扱ブランド:露国ブランド・UAZ(商用車・オフロード車)、ZMZ(エンジン)
海外ブランド:FIAT(イタリア)・双竜(韓国)・いすゞ(日本)など。

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