スズキ、牧之原太陽光発電所を稼働。大幅なCO2排出量削減効果を狙う


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スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏、以下、スズキ)が静岡県牧之原市の中里工業団地に建設を進めていた太陽光発電施設「スズキ牧之原太陽光発電所」は、最大能力20MW(メガワット)の発電所として昨年10月より試験運転を開始している。

現在、発電量を更に増加させるための増設工事を実施しており、完成は2016年7月末を予定している。

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「スズキ牧之原太陽光発電所」は、中里工業団地に自社が持つ42万m2の土地と相良工場敷地の一部をあわせた計46万m2の敷地に、約11万枚のソーラーパネルを設置するもの。

増設後の年間発電電力量は、一般家庭8,900世帯分に相当する約32,200MWh(メガワットアワー)を予定しており、総投資額は約79億円となる。発電した電力は全量中部電力へ売電する。

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スズキの太陽光発電事業は、昨年6月には浜松市北区都田町の浜松工場屋上に設置した0.9MWの発電所が稼働しており、さらに10月より浜松市西区舞阪町の遊休地にスズキグループとして、4MWの発電所が稼働を開始している。

「スズキ牧之原太陽光発電所」の稼働により、スズキグループの太陽光発電所の総設備容量は約25MWとなる。これらの太陽光発電所稼働によるCO2排出量削減効果は、スズキ国内工場の2014年度CO2排出量の9.8%を見込んでいる。

スズキは、発電事業を通じて地域に貢献するとともに、エネルギーの地産地消を進め地球温暖化の抑制や環境保全の取り組みを強化していく構えという。