長距離決戦はチャンピオン獲得への鍵となり得るか
AUTOBACS SUPER GTシリーズで、もっと長いレース距離となる第5戦「第44回インターナショナル鈴鹿1000km」。その名の通り1000kmというとてつもない長距離を、まだまだ暑さ厳しい中で走り切るというハード極まりないレースだ。
また走る側から1年を通した「チャンピオンシリーズ」という点で見ると、後半戦最初の戦いであり、かつ1000kmというロングディスタンスゆえに獲得ポイントが他の1戦よりも多いのが魅力でもある。
チャンピオンを争う上では間違いなく重要な1戦。そんな見所の多い鈴鹿1000km。開催は 続きを読む スーパーGTは第5戦・鈴鹿で後半戦突入、酷暑の1000km決戦で勝つのは誰か →
本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)本社のHondaウエルカムプラザ青山では、2015 SUPER GTシリーズの第5戦の決勝レース『2015 AUTOBACS SUPER GT Round 5 44th International SUZUKA 1000km』の模様を、館内の大画面モニターで放映する。
続きを読む ホンダウエルカムプラザ青山、スーパーGT第5戦・鈴鹿1000kmパブリック・ビューイング →
8月16日の記事掲出通りで、8月23日・日曜日の14時40分から15時30分迄。東京・六本木ヒルズの敷地内にある六本木けやき坂通りを閉鎖して、日本発のフォーミュラEのデモ走行が実施された。
デモ走行は、六本木ヒルズ自治会・森ビルが主催する「六本木ヒルズ盆踊り2015」イベント内のスペシャルコンテンツのひとつ。
VIDEO
続きを読む 東京・六本木けやき坂通りでフォーミュラEのデモ走行が実施される →
調査を行った結果、構造上の問題ではないことを確認。今回の問題は、タイヤ構造に外部から損傷が加えられたことが原因と結論づけた
今シーズンのF1レースに於いて、全面的にタイヤ供給しているピレリは、スパ・フランコルシャン・サーキットで行われたF1ベルギーGPに於いて、金曜日のフリー走行時に発生したニコ・ロズベルグ(メルセデス)のタイヤ・デフレーション問題に関して、夜を徹して綿密な調査を行った。その結果、下記の結論を導き出したと発表した。
続きを読む ピレリ、F1ベルギーGPで発生したニコ・ロズベルグ車のタイヤバーストの公式見解発表 →
F1ベルギーGPの決勝レースが8月23日(日)、首都ブリュッセルの東南東、ドイツとの国境近隣のスパ・フランコルシャン・サーキットで開催された。
優勝したのは、ここのところ安定さが際立つメルセデスのルイス・ハミルトン。2位にはチームメイトのニコ・ロズベルグが続き、結果的に2台のメルセデス陣営が、3位以下のグループを大きく引き離してワン・ツゥ・フィニッシュを達成した。
3位には、ロマン・グロージャン(ロータス)が今季初表彰台を獲得。4位には第2集団から追い上げてきたダニール・クビアト(レッドブル)が食い込んだ。
レースは、チームメイトのニコ・ロズベルグが 続きを読む F1ベルギーGP速報、ルイス・ハミルトン優勝 →
レース終盤の猛追も実らず一貴は2位。3位にはデ・オリベイラで、3人が連続表彰台に
8月23日午後、2015年スーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎの決勝レースが行われた。
昼過ぎに突然の雨が降り、路面はウェットとなる。2時間弱で雨は止むが、2時20分からのウォームアップ走行では路面はウェット。
この時は大半がレインタイヤで走り、何台かがスリックタイヤを試すという状況だった。 続きを読む スーパーフォーミュラ第4戦・決勝速報、ポール・トゥ・ウインで石浦宏明が今季2勝目 →
ランエボこと『ランサーエボリューション』は7代目を迎えて、シリーズ初の特別仕様車が登場した。
1996年から、4年連続でWRCドライバーズチャンピオンを獲得したトミー・マキネンの偉業を記念し、2000年1月、『ランサーエボリューションⅥ トミー・マキネンエディション』を発売されたのだ。
WRCワークスカーをイメージした 続きを読む 三菱ランサーエボリューション(LANCER EVOLUTION)23年間の歴史(その7) →
1999年1月に発売したランエポVIこと『ランサーエボリューションVI』は、WRCレギュレーションの変更によりエアロパーツのサイズ制限が設けられたため、フロントバンパーとリヤスポイラーの形状を一新。
フロントバンパーはライセンスプレートのオフセット化、オイルクーラーベンチレーターやエアブローダクトの採用、フォグランプの小型化、ウィッカー型迎角調整式ツインリヤスポイラーなどにより、冷却効率を高めながら空気抵抗の低減を図っている。
エンジンは 続きを読む 三菱ランサーエボリューション(LANCER EVOLUTION)23年間の歴史(その6) →
石浦宏明が今季2回目のポールポジションを掴む!0.02秒届かず野尻智紀が2位。小林可夢偉は自己最高の3位
2015年全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎの公式予選が8月22日(土)に行われた。結果は、ランキングトップのNo.38 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)が、第2戦岡山に続く、今季2回目となるポールポジションを獲得。
わずか100分の2秒差の2位にはNo.40 野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40S SF14)。さらに、3位には、フォーミュラ・トヨタ時代以来、12年ぶりにツインリンクもてぎのコースをレーシングカーで走ったNo.8 小林可夢偉(Team KYGNUS SUNOCO SF14)となった。決勝レースは23日(日)、15時ちょうどにスタートする。
Q1では可夢偉が自身初の予選セッション1位に
朝のフリー走行後、雨空だったツインリンクもてぎだが、午後からは天候も回復し、予選はドライコンディションの中で行われた。
予選開始は、午後1時15分。気温31℃、路面温度40℃というコンディションの下、いよいよ19台から14台に絞り込まれる予選Q1が開始された。
セッションが始まると、大半のチームはユーズドタイヤでコースインしてセットアップの確認を行う。
一方、朝のフリー走行で、トラブルのために走行できなかったNo.18 中山雄一(KCMG Elyse SF14)は、Q1の最初からニュータイヤを履いていた。このセッションで2セットを使い、Q2へコマを進める作戦を採ったのだ。 続きを読む スーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎ公式予選、石浦宏明が今季2度目のPP →
パワーで勝るトヨタ、コーナリングで強みを持つホンダ。後半戦の主役を演じるのは…
スーパーフォーミュラは、いよいよ今回から搭載エンジンが最終戦までの新型ユニットに切り替わる。
昨シーズンは、この時期の新型エンジン投入を境に、前半戦で苦汁をなめていたホンダ勢が一気に巻き返しに転じ、シーズン後半の勢力構造が大きく変貌した。
翻って今年、トヨタ、ホンダのエンジン性能差はほぼ均衡しているといっていい。但しピークパワー(最大出力)によるスピードでは、トヨタが若干優勢。一方、ドライバビリティ(操縦性能)の良さによるコーナリング性能では、ホンダに歩があるという状態である。
さて後半は、双方の新型エンジンの投入で、その微妙な均衡状態はどのような変化を見せるのだろうか? 続きを読む 真夏のスーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎ・プレビュー:マシンセッティング編 →
1997年からWRCでは、より広範囲な改造が認められるWRカー規定が導入され、ライバルメーカーはこれに移行したが、三菱自動車は、従来のグループA規定での参戦を継続した。
これを踏まえてラリーカーの性能向上に必要な技術要件は、市販車に盛り込むという方針のもと、WRカーに対抗できる改良を施したランエボⅤこと『ランサーエボリューションⅤ』を1998年1月に発売した。
ボディは、アルミ製フロントブリスターフェンダーとリヤオーバーフェンダーを採用したうえで、 続きを読む 三菱ランサーエボリューション(LANCER EVOLUTION)23年間の歴史(その5) →
ベースモデルの刷新により第2世代に移行した『ランサーエボリューションⅣ』
三菱自動車工業が『ランサー』を1995年10月にフルモデルチェンジしたことにより、ランエボこと『ランサーエボリューション』もこれに合わせて第2世代へと移行した。
この世代で、ラリーカーのベースとなった「RS」は、WRCワークスチームの技術要望に応える機能装備を、またより身近にスポーツドライビングを愉しむために別途、用意された「GSR」は、優れた運動性能を安心して引き出せる機能装備を採用して互いの差別化を図っている。
さて1996年8月に発売された『ランサーエボリューションⅣ』では、 続きを読む 三菱ランサーエボリューション(LANCER EVOLUTION)23年間の歴史(その4) →
高速化するWRCに対応し空力向上を図った『ランサーエボリューションⅢ』
三菱自動車工業は1994年を迎え、益々ハイスピード化するWRCでの戦闘能力を高めるため、空力性能の向上を中心とした改良を施し、ランエボⅢこと『ランサーエボリューションⅢ』として1995年2月に発表した。
具体的にはフロントバンパー、フロントエアダム、サイドエアダム、リヤサイドエアダム、リヤスポイラー&リヤウィッカーのデザインを一新して、ダウンフォースを増大させている。
まずフロントバンパーは、開口部を拡大してエンジンの冷却性能を向上させ、次にフロントエアダムには、エアダクトを設けてブレーキとトランスファーの冷却性能を高めた。
これらのアイテムはWRCで大きな成果を発揮するとともに、この迫力あるスタイリングが多くのファンを魅了し、 続きを読む 三菱ランサーエボリューション(LANCER EVOLUTION)23年間の歴史(その3) →
ターマック(舗装路)に対応した『ランサーエボリューションⅡ』
1993年以降、WRCではターマック(舗装路)が増えたことにともない、ハンドリング性能の向上が急務となった。そこで初代『ランサーエボリューション』で手応えを感じた三菱自動車は、早々にランエボⅡとなる『ランサーエボリューションⅡ』の開発に着手した。
このためホイールベースとトレッドを拡大し、サスペンションも細部にわたって改良するなど、当時最新鋭のホモロゲーションモデルとして旋回限界を高めるとともに、GSRではリヤLSDを機械式としてコーナリング時の回頭性を向上させている。
タイヤサイズは、195/55R15から205/60R15とし、OZ社製アルミホイールを装着。また1速、2速をローギヤード化したクロスレシオトランスミッションで加速性能を 続きを読む 三菱ランサーエボリューション(LANCER EVOLUTION)23年間の歴史(その2) →
1992年、初代ランエボ『ランサーエボリューション』の登場
三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼COO:相川哲郎、以下、三菱自動車)は、1974年のサファリラリー(ケニア)において、世界ラリー選手権(WRC)で日本車初の総合優勝を果たした『ランサー』の名を受け継いだ通称ランエボこと『ランサーエボリューション』を1992年に発売した。
その誕生の経緯は、1988年からWRCに参戦して通算6勝を挙げていた『ギャランVR-4』も、90年代になると苦戦を強いられるようになり、これに代わるWRCホモロゲーションモデルが検討されていた。
そこで白羽の矢が立ったのが、コンパクトセダンの『ランサー』だった。 続きを読む 三菱ランサーエボリューション(LANCER EVOLUTION)23年間の歴史(その1) →
本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)は、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)の夏休みを経て、約1ヶ月ぶりのレースに臨む。
後半戦初戦となるベルギーグランプリ(第11戦、開催地:フランコルシャン・スタブロー、8月21日~23日)は開催目前。
ホンダでは、F1プロジェクト総責任者、株式会社本田技術研究所 専務執行役員・新井康久氏のコメントが残されている。その内容は以下の通り。
「前半最終戦のハンガロリンクでは、チームとして結果を残すことができ、トラックサイドのメンバーをF1の夏休みに送り出すことができました。
一方、Sakuraでは、 続きを読む ホンダ、F1世界選手権・第11戦ベルギーGPプレビュー →
厳しい暑さの中、過酷なコースでの戦いとなる第4戦
LENOVO TEAM IMPULの復活劇となったスーパーフォーミュラ第3戦富士から1ヶ月。8月22・23日の週末には、シーズン折り返しとなる第4戦がツインリンクもてぎ(栃木県)を舞台に行われる。
例年、この8月のもてぎ戦は、猛暑の中で開催。シフト回数が多く、ブレーキングポイントも多いことから、クルマに最も負担が掛かる。
また、気温や湿度の高さから、ドライバーだけでなく、スタッフ全員にとって体力的に厳しいレースであり、チームの総合力が問われることになる。また、このレースあたりから、いよいよタイトル候補者が絞り込まれてくるということで、注目される1戦だ。
勝つならスタートは2列目まで。予選から熱戦となる
その中で、まず気になるのは 続きを読む スーパーフォミュラ第4戦、ツインリンクもてぎ・プレビュー →
株式会社ケーヒン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:田内常夫)の「KEIHIN REAL RACING」は、前回のタイで3位表彰台を獲得した勢いで夏休み真っ只中の8月8、9日、今シーズン2回目となる富士スピードウェイでの決戦となった2015 オートバックス SUPER GT第4戦「FUJI GT 300km RACE」に参戦した。
【公式予選 】8月8日(土)の公式予選は、今回も予選1回目(Q1)の上位8台が予選2回目(Q2)に進出できるノックアウト方式で行われ、チームはマシンのセットアップを重ねてQ1に望んだ。
Q1を担当するのは 続きを読む KEIHIN REAL RACING「SUPER GT第4戦」富士GT300kmレース報告 →
来る8月29日・30日の両日、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットにおいてSUPER GT第5戦「44th International SUZUKA 1000km」が開催される。
夏休み最後の週末に行われるこの大会は、猛暑・酷暑に加えて、レース距離がシリーズ中屈指の1000kmとなり、最もタフなレースとして知られている。
シーズンも中盤戦となり、そろそろタイトル争いも気になるところだが、この鈴鹿1000kmではランキング上位にボーナスポイントが与えられることになっており、シリーズの行方を占う上でも見逃せない1戦となっている。
第2戦の富士で#1 MOTUL AUTECH GT-R(ミシュラン)の松田次生/ロニー・クインタレッリ組と#12 カルソニック IMPUL GT-R(ブリヂストン)の安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組が1-2フィニッシュ。
第3戦、タイのチャーン・インターナショナルでは#46 S Road MOLA GT-R(ミシュラン)の本山哲/柳田真孝組が事実上のポールトゥウィン。
さらに前回の第4戦、富士では#24 D’station ADVAN GT-R(ヨコハマタイヤ)の佐々木大樹/ミハエル・クルム組が見事な追い上げで逆転優勝、とGT-R勢が3連勝を飾り、 続きを読む 日産、2015 SUPER GT第5戦・酷暑の長丁場でGT-R勢4連勝を目指す →
P Zeroホワイト・ミディアムとイエロー・ソフトが登場
Formula Oneの2015年シーズン後半戦は、カレンダー中で最も雄大なスパ・フランコルシャンで幕を開ける。スパの特徴は、7kmに及ぶラップ、高速コーナー、急激な高低差、変わりやすい天候などだ。
F1シーズン後半初戦に望むにあたって、ピレリではこうした広範囲に渡る厳しさに対応するために、タイヤレンジ中で 続きを読む ベルギー・スパ・フランコルシャンF1GP、ピレリタイヤプレビュー →
投稿ナビゲーション
自動車ニュースマガジン、MOTOR CARS.jp(モーターカーズ.jp)は、新型車(ニューモデル)・技術解説(カーテクノロジー)・モータースポーツ・自動車ビジネスなどのクルマ情報を網羅。自動車ファンに向けたNEWSだけでなく、オピニオンリーダーのコラムやインタビューも掲載