F1ベルギーGPの決勝レースが8月23日(日)、首都ブリュッセルの東南東、ドイツとの国境近隣のスパ・フランコルシャン・サーキットで開催された。
優勝したのは、ここのところ安定さが際立つメルセデスのルイス・ハミルトン。2位にはチームメイトのニコ・ロズベルグが続き、結果的に2台のメルセデス陣営が、3位以下のグループを大きく引き離してワン・ツゥ・フィニッシュを達成した。
3位には、ロマン・グロージャン(ロータス)が今季初表彰台を獲得。4位には第2集団から追い上げてきたダニール・クビアト(レッドブル)が食い込んだ。
レースは、チームメイトのニコ・ロズベルグがスタートに失敗して一旦後退する一方で、今季10回目・6戦連続のポールポジション獲得で、落ち着いた走りを見せるハミルトンがスタートから好調さを維持。
オープニングラップには、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、ダニエル・リカルド(レッドブル)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、パストール・マルドナド(ロータス)、ロマン・グロージャン(ロータス)、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、ダニール・クビアト(レッドブル)を引き連れ、レース初旬からリードを保ちつつ、終始レースをリードする展開に持ち込み、今季6勝目を挙げた。
マクラーレン・ホンダ陣営では、フェルナンド・アロンソの車が、ICE/ターボチャージャー/MGU-Hを8基目、MGU-Kを7基目に積み替え。
ジェンソン・バトンの車は、ターボチャージャーとMGU-Hを9基目、ICEとMGU-Kを8基目に積み替えるなど、シーズン当初からの低迷を払拭するべく、ペナルティ覚悟の新エンジン搭載で大きな賭に出て周囲からも期待を集めていたのだが結果、フェルナンド・アロンソが13位、ジェンソン・バトンが14位と周回遅れのノーポイントに沈んだ。
エネルギー回生システム(ERS)など、パワーマネジメントのトラブルが多発して、トップスピードと加速力が明らかに不足していたようだ。ホンダ陣営の悩みは未だ深い。
なお当初、予選4番手を獲得していたロマン・グロージャン(ロータス)は、ギアボックス交換により、5グリッドダウンの9番手スタートになってしまった。
グリッドダウンしたドライバーは他にも居たのだが、誰よりも今ラウンドで最も不運だったのは、残り周回2周を迎えた次点で3位を走行していたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だろう。
金曜のフリー走行2回目時点で、ニコ・ロズベルグが体験したタイヤトラブルとほぼ同じ状況で右リアタイヤがバースト。これが原因で上位入賞枠から脱落。結果ベッテルは、ピットストップのまま完走扱いの12位となってしまったのである。
リザルト上の完走は、ウィル・スティーブンス(マノー・マルシャ)までとなっている。次戦は9月4日に、フリー走行が開始される第12戦イタリアGPとなる。
天候:晴天、気温23度、路面温度38度、湿度40%
F1ベルギーGPリザルト
順位:No:ドライバー(チーム)
1位:44:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2位: 6:ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
3位: 8:ロマン・グロージャン(ロータス)
4位:26:ダニール・クビアト(レッドブル)
5位:11:セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
6位:19:フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
7位: 7:キミ・ライコネン(フェラーリ)
8位:33:マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)
9位:77:バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
10位: 9:マーカス・エリクソン(ザウバー)
11位:12:フェリペ・ナスル(ザウバー)
12位: 5:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
13位:14:フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
14位:22:ジェンソン・バトン(マクラーレン)
15位:98:ロベルト・メルヒ(マノー・マルシャ)
16位:28:ウィル・スティーブンス(マノー・マルシャ)
———55:カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)
———- 3:ダニエル・リカルド(レッドブル)
———13:パストール・マルドナド(ロータス)
———27:ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
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