一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(TMF/理事長:豊田章男、Toyota Mobility Foundation)とカナダ・トロントのイノベーション組織のMaRS Discovery District
(気候、健康、経済などの分野で1,200を超えるベンチャー企業に支援してきた)は5月2日、障がいの有無に関わらず、全ての人が自由に移動できるインクルーシブな社会構築に向けてイノベーターや起業家を支援するプログラム「Mobility Unlimited Hub」の第2期募集を開始した。
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昨年から開始した第1期のスタートアップ企業への支援も継続し、より多くのソリューションを、必要とする人々に届けていく。
Mobility Unlimited Hubでは、多くの企業・大学機関などの関わりだけでなく、障がい者自身が主体的に関わる「Nothing about us without us」という考え方を元に、当事者の意見に基づき、ソリューションの開発支援を進めてきた。
第1期では、7社のスタートアップ企業を選定し、それぞれが持つソリューションの実用化に向けて、マーケティング、資金調達や事業ネットワーク創出等、さまざまなノウハウの提供をしてきた。
これらを通じ、新たなパートナーシップ獲得や製品の発売開始、グローバル市場への進出、資金調達など、着実な成果に繫がっていると話す。
併せてMaRS Discovery Districtのグレース・リー・レイノルズ最高経営責任者(CEO)は、「Mobility Unlimited Hubは、大胆なアイデアやテクノロジーを支援することで、生活を変え、それらを必要とする人々に届けられることを証明しました」と述べている。
そこで障がい者が必要としている革新的なパーソナルモビリティソリューションの実現を更に加速させるため、第2期の募集を開始した。第1期で活動してきた企業に、今回新たに選定する10社を加えることにより、この取り組みを広げていきたい考えていう。
<プログラムの募集について>
より具体的には、障がい者に向けたパーソナルモビリティの技術やソリューションを持つイノベーター、起業家の方々の参加を募集する。プログラムの詳細については、Mobility Unlimited Hubのホームページを参照されたい。