豊田通商、減損損失の発生及び通期連結業績予想の修正


豊田通商株式会社(本社:名古屋市中村区、代表取締役社長:加留部 淳、以下、豊田通商)は、平成27年10月23日に公表した平成28年3月期(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の通期連結業績予想について、一過性の減損損失が発生する見込みとなったことを踏まえ、通期連結業績予想の修正を同日開催の取締役会に於いて決議したと発表した。

1.通期連結業績予想の修正
(1)修正の内容
平成28年3月期通期連結業績予想数値の修正 (平成27年4月1日~平成28年3月31日) toyota-tsusho-modification-of-generation-and-full-year-consolidated-earnings-forecast-for-the-impairment-loss20140422-2

(2)修正の理由
資源価格の低迷等を考慮の上、各投資案件の事業価値の見直し等を行った結果、下記の一過性の損失が発生する見込みであることから、平成27年10月23日に公表した通期連結業績予想を上記(1)の通り修正した。

<主な要因>toyota-tsusho-modification-of-generation-and-full-year-consolidated-earnings-forecast-for-the-impairment-loss20140422-3
2.主な損失の内容
(1) 豪州・カナダガス事業における減損損失 (約△450億円)
豪州クイーンズランド州炭層メタンガス開発・供給プロジェクト等、豪州ガス事業において、昨今のガス市況及び今後の需給の動向を踏まえ事業価値の再評価を行った結果、価値毀損分につき、約370億円の特別損失(「減損損失」)を計上する予定。

また、カナダガス開発・生産事業において、上述と同様の理由により、事業価値の再評価を行った結果、価値毀損分につき、約80億円の特別損失(「減損損失」)を計上する予定。

(2) 繰延税金資産の取崩しについて (約△230億円)
今後の業績見通し等を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討を行った結果、その一部を取崩す事とした。

なお、個別決算において、上記の案件等に対する投資につき、約710億円の特別損失(「関係会社投資有価証券及び関係会社出資金評価損」)を計上する予定。この金額には、連結決算上消去されるものを含む。

3.配当予想について
期末配当予想については、平成27年10月23日に公表した1株当たり31円から変更はない。(年間配当金62円)

適時開示資料[PDF形式:154.4 KB] To-jump-to-external-page20150401
参考資料[PDF形式:182.6 KB To-jump-to-external-page20150401