フィリピン・ドゥテルテ大統領出席の下、マラカニアン宮殿で「三菱ミラージュG4」生産開始式典開催


三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、社長:益子 修、以下、三菱自動車)は2月27日、フィリピン共和国マニラ市のマラカニアン宮殿(大統領府)で、コンパクトセダン『ミラージュG4(他地域名:アトラージュ)』の生産開始式典を行った。

『ミラージュG4(他地域モデル名:アトラージュ)』は2月17日、同国における生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(Mitsubishi Motors Philippines Corporation、以下、MMPC)で生産開始している。式典には、ドゥテルテ大統領をはじめ、フィリピン政府関係者や多くの来賓が出席した。

この車両生産は、フィリピン政府の自動車産業育成政策「CARS Program(Comprehensive Automotive Resurgence Strategy Program)」の支援を受けた初のケースで、新たな生産ラインを増設した同工場は年間5万台の生産能力を有し、本年5月からはコンパクトカー『ミラージュ』の生産も開始する予定と云う。

ちなみに下記、拠点概要於ける説明の通り双日株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤 洋二、以下、双日)も投資するMMPCでは、1964年より自動車の生産を開始。

2009年にはフィリピンにおける自動車会社として初めて累計生産50万台に。さらに昨年5月には60万台をそれぞれ達成した。

また、2016年の販売台数は、前年比12.9%増の59,480台(シェア15.3%)となり、10年連続で過去最高を更新している。

三菱自動車の益子修社長は式典の壇上で、「フィリピンは経済成長のポテンシャルが大変大きく、ドゥテルテ大統領の強力なリーダーシップの下、成長の加速は一層高まると確信している。

また、質の高い労働力、政府の力強い自動車産業育成政策などがある裾野の広い自動車産業は、フィリピンの経済成長に大きな貢献が出来ると信じている。

今後とも、当社はフィリピンの繁栄のために貢献していきたい」と述べた。

【MMPC の概要】
設立:1963年2月
本社・工場所在地:
フィリピン共和国 ラグーナ州 サンタローザ市
資本金:1,640百万ペソ
主な事業内容:
三菱自動車製車両の生産および販売
代表者:加藤芳明 (社長兼CEO)
株主:
三菱自動車工業株式会社 51%、双日株式会社 49%
工場生産能力:5万台/年
工場敷地面積:21.4ヘクタール
従業員数:約1,400名(2016年12月現在)