アイシン精機、LEXUS新型LSに新開発の2製品を搭載へ


アイシン精機株式会社(本社:愛知県刈谷市、代表取締役社長:伊原保守、以下、アイシン精機)の新開発製品が、10月19日に発表されたLEXUSの新型LSに搭載された。今回搭載された新開発製品は下記の通り。

急速車高調整エアサスペンションシステム(走行安全分野)は、LSの車両コンセプトである”走りを支える低重心デザイン”と、乗降のしやすさを両立する新開発のエアサスペンションシステム。

同システムは、ユーザーの使い心地や快適さに関わる「おもてなし」機能のひとつとして乗降時の車高調整を行います。今回、乗降時の車高上昇時間の短縮を実現した。

併せて高圧タンクを備えた「クローズドシステム」を採用することで、エアばねにより多くの空気を流せるようになり、乗降時の車高上昇時間を従来の約1/20に短縮した。

また、繰り返し作動に対する耐久性の確保や、調整時の作動音低減も実現。さらにシステム全体としては、限られた搭載スペースに効率的に搭載できるよう、形状や配置を最適化した。

ニューマチックシートシステム(車体分野)は、空気の力を活用したシートサポート調整機能に、リフレッシュ機能を備えたシートシステム。

シートサポート調整機能については、リクライニングやスライド、ヘッドレストの上下・前後といったメカ機構による調整に、ランバーやショルダーといった部分のエア作動による調整を新たに追加した。

アイシン精機株式会社は、サポート調整数としては世界最大の28 Way※に拡大。このシートサポート調整機能をシートに組み込むことで、ユーザーの思いのままのサポート性、ホールド性を実現し、快適性の向上に貢献する。

また、リフレッシュ機能としては、空気を入れて膨らませるブラダ部分の設計、配置の工夫、溶着条件の最適化によって、小型、軽量かつ低作動音でより高い押圧性能を実現した。