「技術・解説」カテゴリーアーカイブ

ブレンボ、IAA2015でインホイールモーター技術による新システムを提案

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Brembo S.p.A. (本社:伊Stezzano、President and CEO: Alberto Bombassei、以下、ブレンボ)は、独フランクフルトで開催中の第66回フランクフルト国際モーターショー(IAA2015)に於いて、自律走行車のための新たなインホイールモーターシステムを発表した。

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同システムは、各4つのホイール内のそれぞれに、4つの独立した電動モーターを格納し、4つのモーターからの動力が組み合わさって車両の推進力を得る仕組みだ。

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ドイツ自動車連盟、後部座席の乗員保護機能の再検討を促す

ドイツ自動車連盟(※)(アダック、アーデーアーツェー、ドイツ自動車連盟、本部:独ミュンヘン、会長:ペーター・マイヤー、以下、ADAC)は9月21日、同技術センターに於いて後部衝突テストで乗客の安全性を検討した。

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検証の結果、最新のシートベルトテンショナーと、シートベルトフォースリミッター搭載車であっても重度の頭部、胸部、および腹部の傷害の危険性が増大することを改めて示した。

しかし現状では、後部座席の乗員のためのシートベルトテンショナーと、シートベルトフォースリミッター自体も、コスト等の理由による未採用の車両が存在している。

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ZF、新たなクラッチバイワイヤシステムを発表

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ZF(本社:本社:独バーデン・ヴュルテンベルク州フリードリヒスハーフェン、CEO:ステファン・ゾンマー)は9月18日(欧州中央時間)、電気モータ駆動によるアクチュエータユニットを備えた新たな乗用車用クラッチバイワイヤ(CBW)システムを発表した。

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このCBWアクチュエータには、従来のクラッチ構造に於けるケーブル制御や、油圧システムの代わりに、クラッチを作動させる強力なブラシレスDCモータが搭載されている。 続きを読む ZF、新たなクラッチバイワイヤシステムを発表

ネクスとブレインパッド、車載通信を活用したコネクテッドカー環境構築で合意

株式会社ネクス(本社:岩手県花巻市、代表取締役社長:秋山 司、以下ネクス)と、株式会社ブレインパッド(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤 清之輔、以下ブレインパッド)は、IoT(*1)時代の到来に向け、ネクスの提供するテレマティクス(*2)デバイスを利用した、コネクテッドカー(*3)ビジネスのためのプラットフォーム構築における協業に合意した。

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京セラ、CEATECでドライブアシスト貢献の車載技術を公開

京セラグループ(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:山口 悟郎)は、10月7日(水)~10日(土)までの4日間、千葉県・幕張メッセにて開催されるアジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2015」に出展する。

kyocera-and-published-an-in-vehicle-technology-of-drive-assist-contribution-in-ceatec20150919-1同展では、“2020年、5年先の未来につながる京セラのテクノロジー”をコンセプトに、幅広い技術・製品・サービスを展示し、京セラグループの技術力・総合力を紹介する。

これを踏まえ同社ブースでは、“ドライブアシストに貢献する京セラの車載技術”の体感を演出するべく、業界トップクラスの性能を実現した高透過率ヘッドアップディスプレイや高画質車載カメラのほか、高精細車載ディスプレイ、リアルなボタンの触感を再現できるハプティヴィティを搭載したハンドルなどの開発品を集めたコックピット体験デモを実施していく。 続きを読む 京セラ、CEATECでドライブアシスト貢献の車載技術を公開

イータス、車載制御開発シンポジウム10月9日に開催

イータス株式会社(本社:横浜市西区、代表取締役社長:ウォルフガング・シーネル<Wolfgang Sienel>)は来る10月9日(金)、東京コンファレンスセンター品川にて「車載制御開発シンポジウム2015 –Symposium on Automotive Embedded Systems Development」を開催する。

今日の自動車には、あらゆる部分に組込み制御システムが使われる。それにより、厳しい排出ガス規制への適合、さらに電動化や自動運転などのトレンドへの対応も可能になる。

一方で、組込みシステムの複雑性に対処するための開発プロセスや手法を迅速に取り入れることが大きな課題だ。 続きを読む イータス、車載制御開発シンポジウム10月9日に開催

クラリオン、次世代の車載映像カメラをフランクフルトモーターショーへ出展

クラリオン株式会社(本社:埼玉県さいたま市中央区、代表取締役社長:川本英利)は、次世代の車載カメラの映像システム「SurroundEye」(以下サラウンドアイ)を、「フランクフルトモーターショー(IAA)2015」(9月17日から27日まで、ドイツ・フランクフルト)に出展するClarionブースで世界初公開した。

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公開した次世代「サラウンドアイ」は、現行のドライバーの死角解消を目的とする視界支援システムから、画像処理の高度化により警報支援、制御連携支援を目的とする監視・予防安全に貢献するシステムへ機能向上を図った新映像システム。

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富士通テン、業務用ドライブレコーダー「G500シリーズ」発売

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富士通テン株式会社(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:山中 明)は、業務用ドライブレコーダー「OBVIOUS(アヴィアス)レコーダー(*2)」の新商品として、クラウドと連携し安全運転を効率的に支援する「G500シリーズ」を、9月18日より発売する。

併せてドライブレコーダー専用モデル「DRU-5010」とデジタコ(*3)搭載モデル「DRD-5020」(12月下旬発売)をラインナップしていく。なお同新商品は「第44回東京モーターショー2015」(2015年10月29日~11月8日)に出展予定としている。 続きを読む 富士通テン、業務用ドライブレコーダー「G500シリーズ」発売

ヴァレオ、IAA2015で明日の車に向けた新技術を披露

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ヴァレオはフランクフルトモーターショー(IAA)で、車をよりスマートに、より安全に、より直観的に、そしてより燃費効率を改善する最新のイノベーションを披露した。

2014年には、前年比40%増の1,100件近い特許を出願し、11億ユーロの研究開発費を割くなど、ヴァレオはだれもが享受できる自動車向けの高度なソリューションの開発に力を入れているという。今回、ヴァレオが展示する主な新技術は以下の通り。

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直観的で人間工学的に優れた360Vue® 3D システムは、ダッシュボード上のモニターに鳥瞰図を表示し、ドライバーがより正確な運転をできるようにサポートする。

3Dで360度見せることにより、車両のすぐ近くであっても死角のない視野をドライバーに提供していく。 続きを読む ヴァレオ、IAA2015で明日の車に向けた新技術を披露

ボッシュ会長、IAA会場でIoT分野の伸張に期待を滲ませる

ロバート・ボッシュGmbH(本社:シュトゥットガルト・ゲーリンゲン、代表取締役社長:Dr.rer.nat.Volkmar Denner、以下、ボッシュ)によると同社グループのモビリティ事業領域は、世界の自動車生産市場を大きく上回るペースで、躍進を遂げつつあるという。

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フランクフルト国際モーターショー(IAA)会場で、同社取締役会長のフォルクマル・デナー氏は、「自動車技術の転換期にあたる今日、当社はこの領域で主導的な役割を果たしています。

特に自動化・電動化・ネットワーク化という3つの分野では、大きな躍進と成功を収めてつつあります」と述べた。

同社モビリティソリューションズ部門の2015年に於ける売上成長は約10%(為替調整後は5%)と見込まれているが、その一方で、世界の自動車生産高の成長は微増に留まっている。 続きを読む ボッシュ会長、IAA会場でIoT分野の伸張に期待を滲ませる

アウディ「Audi e-tron quattro concept」発表へ、航続500km超・最高速210km

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アウディ AG(本社:ドイツ・バイエルン州インゴルシュタット、取締役会長:ルパート・シュタートラー、以下アウディ)は、フランクフルト国際モーターショー(IAA)で、いよいよAudi e-tron quattro conceptを発表する。

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この電気自動車は、最大370kWのパワフルなe tron quattroドライブシステムと、空気抵抗係数(Cd値)0.25を達成した流れるようなデザインを特徴としている。

スポーティで、エネルギー効率に優れ、日常的な使用条件も完全に満たしたこのコンセプトカーは、アウディの考えるエレクトリックモビリティの未来を示すものとなった。 続きを読む アウディ「Audi e-tron quattro concept」発表へ、航続500km超・最高速210km

シャープのシースルーディスプレイを東京メトロ豊洲駅で実証実験

シャープ株式会社(本社:大阪市阿倍野区、代表取締役社長:髙橋興三)は9月14日、東京メトロ(本社:東京都台東区 社長:奥 義光)と共同で、当社が試作したシースルーディスプレイを有楽町線豊洲駅の透過型ホームドアに設置し、9月19日より実証実験を開始すると発表した。

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製品展示会に於ける同技術の参考写真

同ディスプレイは、カラーフィルターを用いること無く、R(赤)、G(緑)、B(青)の光源の点灯に合わせて画面を切り替えることで、シースルーのカラー映像を表示する。

またIGZO液晶ディスプレイ技術※1の採用により、画面の高速切り替えによるなめらかな動画表示と、透過率の飛躍的な向上を実現した。 続きを読む シャープのシースルーディスプレイを東京メトロ豊洲駅で実証実験

スバル2016年型WRX、米国IIHSの2015年安全評価で最高評価

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富士重工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之、以下スバル)は9月14日、2016年型WRX(EyeSight*1を装着した米国仕様車)が、IIHS*2(道路安全保険協会)が行う最新の2015年の安全性評価において、最高評価「トップセイフティピック+」を獲得したと発表した。

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また、2016年型モデルからアイサイトを採用することで、「トップセイフティピック+」受賞の条件である前面衝突予防性能試験においても、最高評価「Superior」を獲得した。 続きを読む スバル2016年型WRX、米国IIHSの2015年安全評価で最高評価

豊田自動織機、フランクフルト国際モーターショーに初出展

株式会社豊田自動織機(本社:愛知県刈谷市、社長:大西 朗、以下、豊田自動織機)は、9月17日(木)から9月27日(日)までドイツ・フランクフルトで開催される「フランクフルト国際モーターショー」に初出展する。

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ハイブリッド車(HV)・プラグインハイブリッド車(PHV)・電気自動車(EV)燃料電池自動車(FCV)向けパワーエレクトロニクス部品や、PHV・EVの普及に欠かせない充電インフラ製品を展示する。

豊田自動織機は環境負荷低減に貢献する当社の環境技術力をご紹介するとともに、このたびの出展を機に、欧州自動車市場向けに、これらの技術・製品の営業活動を拡充していく構え。 続きを読む 豊田自動織機、フランクフルト国際モーターショーに初出展

日立オートモティブシステムズ、環境向け技術で“超”モノづくり部品大賞

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環境対応車向けトラクションインバーターで“超”モノづくり部品大賞「自動車部品賞」を受賞

日立オートモティブシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区大手町、取締役社長兼COO:関 秀明)は、国内約1,900社が参画するモノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催し、日本のモノづくりに寄与する卓越した部品・部材を表彰する「“超”モノづくり部品大賞」において、このたび、環境 対応車向けトラクションインバーターにより「自動車部品賞」を受賞した。

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トヨタ含む民間4社と神奈川自治体、「低炭素水素」実証プロジェクト検討へ

神奈川県、横浜市、川崎市、岩谷産業株式会社、株式会社東芝、トヨタ自動車株式会社、株式会社トヨタタービンアンドシステムは、環境省の委託事業である「平成27年度 地域連携・低炭素水素技術実証事業」において、神奈川県の京浜臨海部を対象地域として低炭素水素を活用する実証プロジェクトに取り組むにあたり、具体的な実証内容の検討、事業可能性調査を開始する。

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パイオニア、HEREと自動運転・高度運転支援の高度化地図活用事業で基本合意

パイオニア株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役 兼 社長執行役員:小谷 進、以下、パイオニア)と、「ヒア」ことHERE Technologies (HERE International B.V.、本社:オランダ・アムステルダム、CEO:Edzard Overbeek「エザード・オーバーベック」、以下、HERE)は、共同での自動運転・高度運転支援向け高度化地図の活用に関し協議を進めることで合意した。

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これは、同社が開発を進めている、高性能・小型・低価格を実現する走行空間センサー「3D-LiDAR(ライダー)」により整備する高度化地図データとの連携可能性を鑑み、今回の合意に至ったもの。 続きを読む パイオニア、HEREと自動運転・高度運転支援の高度化地図活用事業で基本合意

第15回「トヨタ先端技術共同研究公募」テーマ募集を開始

トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男、以下、トヨタ)は毎年、先端科学技術研究を行う大学・研究機関の研究者から、トヨタが考える技術ニーズに基づいた研究テーマを広く募っている。

これはトヨタと、大学・研究機関との共同研究に結びつけることを狙いとしており、今年も「トヨタ先端技術共同研究公募」のテーマを募集するため、第15回目となる公募を9月7日から開始する。 続きを読む 第15回「トヨタ先端技術共同研究公募」テーマ募集を開始

新型ボルボXC90、ユーロNCAPの追突回避テストで史上初の満点を獲得

ボルボ・カーズ(本社:ヴェストラ・イェータランド県・イエテボリ、CEO:ホーカン·サミュエルソン、以下ボルボ)の新型ボルボXC90が、2015年のユーロNCAPのテストに於いて、5つ星の最高評価を獲得した。

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また次世代の衝突回避・軽減オートブレーキを標準装備するXC90は、ユーロNCAPの自動ブレーキ車の追突回避テストにおいても、史上初の満点を獲得した。

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トヨタ、米国トップ大学へ5000万米ドルを投じ、人工知能の研究加速へ

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トヨタ自動車、マサチューセッツ工科大学およびスタンフォード大学と連携研究センターを設立

トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男、以下、トヨタ)は、米国のマサチューセッツ工科大学のコンピュータ科学・人工知能研究所(Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory : 以下、CSAIL)およびスタンフォード大学のスタンフォード人工知能研究所(Stanford Artificial Intelligence Laboratory : 以下、SAIL)と、人工知能に関する研究で連携していくことに合意した。

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今後5年間でトヨタは、両大学との人工知能研究に約5000万米ドルの予算を投じ、CSAILおよびSAILそれぞれと共同して連携研究センターを設立する。

一連の研究は、交通事故死の低減や、事故を予防するクルマの開発に大きな役割を果たす

両連携研究センターに於ける人工知能研究では、クルマやロボットへの応用を目指す。

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