三菱電機 運転支援系コンセプトカー「EMIRAI3 xDAS」を開発


次世代の運転支援技術で近未来の安全で快適な車社会を実現

三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柵山 正樹、以下、三菱電機)は、安全で快適な車社会を実現する次世代の運転支援技術を搭載したコンセプトカー「EMIRAI3 xDAS(イーミライスリーエックスダス)」を開発した。

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EMIRAI3 xDASの車内インテリア

このコンセプトカーは「第44回東京モーターショー2015」(10月29日~11月8日、於:東京ビッグサイト)に出展される。

開発の経緯
同社は、前回(2013年)の東京モーターショーで「クルマが人に調和する」をコンセプトに開発した運転支援系コンセプトカー「EMIRAI 2 xDAS」を公開した。

今回は、「Feelings come true (想いを叶える)」のテーマのもと、新開発のHMI(ヒューマンマシンインターフェース)技術・ドライバーセンシング技術・テレマティクス技術・灯火制御技術などさらに進化した運転支援機能を集約した次世代の運転支援系コンセプトカー「EMIRAI3 xDAS」を開発した。

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EMIRAI3 xDASの全体像

【主な特長】
最新のHMI技術搭載で、快適操作を実現
・速度メーター部およびセンターディスプレイ部に、複数の液晶パネルを貼り合わせた新開発の「マルチボンディングディスプレイ」搭載により、インテリアに調和するとともに高い視認性・操作性を実現。
・手元を見ない操作と重ね書き可能な手書き入力で操作中の視線移動を低減した「視線移動低減HMI」により、安全運転に寄与。
・10m以上離れた位置を立体的に表示できる新開発の「3D-HUD(スリーディーヘッドアップディスプレイ)」により、運転の快適性や安全性を向上。
・ドアの開閉やHMI表示など車からの通知がウェアラブルデバイスの振動機能により、直感的にドライバーに伝わり、利便性が向上。
・ドライバーの運転状況を把握するドライバーセンシング技術により、安全運転を支援。
・車内カメラや非接触の心拍検出装置により、ドライバーの運転状況を把握。
・ドライバーの挙動から要望を予測し、安全運転支援や先読み支援を実現。
テレマティクス技術を用いたクラウド連携により、安全で快適な運転支援を実現。
・クラウドを活用するアプリケーション搭載により、収集データを利用し運転の状態に合わせた先読み提案を実現。
・ヒヤリハット地点の収集・情報共有により、安全で快適な運転支援を実現。
・クラウド連携により、クルマの中から家電の電源オン・オフが可能。
・灯火制御技術を用いた路面ライティングにより、事故防止に貢献。
・HIDコントロールユニット・LEDコントロールユニットの開発で蓄積した灯火制御技術を用いた路面ライティングにより、他車・歩行者に運転意図を通知し事故防止に貢献。

開発担当
三菱電機株式会社 自動車機器開発センター
〒670-8677 兵庫県姫路市千代田町840番地
TEL 079-293-1251(大代表) FAX 079-298-7348