ブリヂストンがモーターサイクル用プレミアムタイヤブランド「BATTLAX」(バトラックス)でサポートしている「YART – YAMAHA」が、世界最高峰の2輪耐久レース〝FIM世界耐久選手権(EWC)〟で2025年のシリーズチャンピオンを獲得した。
ブリヂストンタイヤ装着チームによるEWCシリーズチャンピオン獲得は、5年連続、6度目となった。
更に同じくブリヂストンがサポートする「Yoshimura SERT Motul」がシリーズ2位、「BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM」が3位、「Kawasaki Webike Trickstar」が4位を獲得し、上位4位を独占する初の快挙を成し遂げた。
今シーズン、同社がサポートする「YART – YAMAHA」は、ランキング首位で最終戦のボルドール24時間耐久レース(フランスのポール・リカール・サーキットで開催)に臨み、2位となり、EWCシリーズチャンピオンを獲得した。
また、この結果により、ブリヂストンタイヤを装着したチームが、2023年の初戦から3シーズンにわたり、12戦連続でEWCにて優勝を飾った。
今季の栄冠獲得に〝YART-YAMAHA〟でチームマネージャーを務めるマンデ・カインツ氏は、「まさにこれが耐久レースだと思います。私たちは本当に一生懸命取り組んできましたが、途中まではチャンピオン獲得は難しいかもしれないと感じていました。
そのなかであのような展開となり、信じられないフィニッシュを迎えることができました。チームの皆を大変誇りに思います。今季ライバルほどの速さはありませんでしたが、誰も最後まで諦めませんでした。
ライダー3人とメカニック数名が体調不良に苦しみながらも、全員で戦い抜きました。正直、3度目の世界タイトル獲得はまだ実感が湧いていません。本当にうれしいです。
ヤマハ、ブリヂストン、スポンサーの皆さま、そしてチーム全員に心から感謝しています。ありがとうございます。
また、BMWチームの皆さんにも敬意を表したいと思います。彼らは素晴らしいチームで、今回のような形でチャンピオンシップを逃してしまったのはとても残念です。
私たちもこれまで運に恵まれないことはありましたが、今回は特別な展開でした。シーズンを通して素晴らしい戦いをしてくれたことに、心から御礼申し上げます」と述べた。
またブリヂストンで常務役員並びにグローバルモータースポーツ管掌を務める今井弘氏は、「まず始めに、レースを応援頂いたファンの方々、EWCシリーズで熱戦を繰り広げた全ての参加者、イベント関係者、FIMなど、皆様に改めて感謝申し上げます。
そして、シリーズチャンピオンを獲得された「YART – YAMAHA」の皆様に心からお祝い申し上げます。YART – YAMAHAは、シーズンを通して高いチーム力を発揮し、チャンピオンにふさわしい走りを披露されました。
我々ブリヂストンも、耐久レースという「極限」の状態下でライダーとマシンのパフォーマンスを最大限に引き出すタイヤ供給やオペレーションを通してチームと一体となって戦い、YART – YAMAHAのシリーズチャンピオン獲得に貢献できたことを大変嬉しく思っています。
また、応援してくださったモータースポーツファンの皆様とタイヤ開発にお力添えいただいたチームの皆様に心より感謝申し上げます。
ブリヂストンは、これからも技術を磨き、より高品質・高性能なタイヤを開発・供給することに挑戦し続け、チームの一員として足元からサポートチームのシリーズチャンピオン獲得に貢献できるよう努めて参ります。
ブリヂストンは、レースを楽しみ、勝つことにこだわり、持続可能なモビリティ社会を支えていくという情熱を込めたメッセージ〝Passion to Turn the World®(世界を変えていく情熱)〟のもと、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を強化しています。
モーターサイクル用プレミアムタイヤブランドBATTLAXのと共に、安心・安全で楽しいモーターサイクル文化やモータースポーツ文化の発展に貢献していくことで、企業コミットメント〝Bridgestone E8 Commitment〟で掲げる〝Emotion 心動かすモビリティ体験を支えること〟にコミットし、10年後、20年後にも走るわくわくを提供しつづけていきます」と結んでいる。