三菱ふそうトラック・バス( MFTBC / 本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン )は9月15日、川崎製作所(神奈川県川崎市)および中津工場(神奈川県愛川町)でエネルギーマネジメントシステムの国際規格「ISO50001:2018」( ISO50001 )の認証を取得した。
エネルギーマネジメントシステムの運用は、企業のエネルギー効率の向上、エネルギー消費量およびコストの削減、継続的改善の着実な実施などに繋がり、二酸化炭素(CO2)排出量および環境負荷の低減に貢献する。
そのエネルギーマネジメントシステムの国際規格である ISO50001は、事業者が使用するエネルギーを管理し、継続的改善を図るエネルギーマネジメントシステムの確立を目的に、国際標準化機構(ISO)が必要な事項を定めたもの。
脱炭素への取り組みが事業者にとって喫緊の課題となる中、ISO50001は環境マネジメントシステムの国際規格 ISO14001とあわせ、欧州を中心に世界的に活用されている。
ISO50001認証取得の川崎製作所(記事扉)と中津工場(記事中)
ISO50001の認証取得は、ISO50001の体系的なプロセスに従ったエネルギーマネジメントシステムの効率的な実行と共に、外部機関による認証によって自社のエネルギーマネジメントシステムに対する信頼性や国際市場における競争力を付加することに貢献する。
このたび MFTBCは第三者認証機関であるビューローベリタスジャパン(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:外崎達人)の初回認証審査を経て、ISO50001の認証を受けた。
認証は両製造拠点および川崎製作所内の本社機能・開発機能が対象。MFTBCの親会社ダイムラートラック社は、2025年内にグループ全製造拠点での ISO50001の認証取得を目指しており、MFTBC 川崎製作所・中津工場の取得もその一歩となるもの。
MFTBCは1999年に環境マネジメントシステムの国際認証ISO14001の認証を取得済。今後はISO14001および ISO50001の要求事項の着実な遂行によって、2025年に国内全ての製造拠点を実質カーボンニュートラル化する目標の実現と、その後も更にサステナブルな製造拠点を作っていくことに繋げていく。