ステランティス傘下でラム( Ram
)ブランド車の生産を担うスターリングハイツ組立工場( SHAP / ミシガン州オーバーンヒルズ )で米時間の4月16日、200万台目のラム1500( フレイムレッドカラーの2025年型ラム1500 RHO )を組み立て・送り出し、累計生産の新記録を打ち立てた。
2024年にデビューしたラム1500 RHOは、既にWarlockとRebelで構成されている同ブランドのオフロードスポーツトラックのラインナップを拡大するもの。今日、これら3車種全てがSHAPで組み立てられている。
ラムブランドのCEOを務めるティム・クニスキス氏は、「スターリングハイツ組立工場は、当社の製造拠点に於ける中核施設であり、10種類のトリムレベルと数千通りの構成を持つラム1500の組立という困難な責任を担っています。
ラムブランドの積極的な製品投入サイクルを開始するにあたり、約200万人のラム1500を、お客様にキーをお届けするには、安定して働いてくれる社員達による強力なチームが必要でした」と述べた。
実際、200万台の節目に至る道程を長く同工場がステランティスの所有施設として40周年を祝ってから、約6か月後に達成された。
より具体的には、今を遡ること7年前の2016年、ステランティスはSHAPを自動車組立工場からトラック組立工場に転換し、ラム1500を生産すると発表した。そして2018年3月、最初のラム1500が2019年モデルとして生産ラインから出荷された。その同工場は今年、累計生産200万台を達成した。
そうした足跡を思い返してSHAP工場長を務めるチャック・パデン氏は、「つい最近までSHAPの将来は危ぶまれていました。そうしたなかで今回の成果はまさに偉業です。従業員の粘り強さと献身的な姿勢を心から誇りに思います。
ラム1500の生産に幅広いパワートレインオプションを追加し、お客様に選択の自由を提供できるようになり、むしろ今後は、益々期待が高まっています。
今やラム1500の生産拠点として最近、デトロイト郊外の工場に2億3,550万ドルを投資。新型レンジエクステンダーのラム1500 ラムチャージャーと、同社初のバッテリー電気小型トラックであるラム1500 REVの生産が始まっている。
ステランティスは昨年、内燃機関、ハイブリッド、電気自動車など、多様なパワートレインオプションを提供できるよう設計されたマルチエネルギープラットフォームを基盤とする次世代製品への移行を開始したからだ。
加えて2025年型のラム1500は、権威ある モータートレンド誌の トラック・オブ・ザ・イヤーを受賞した。これはラムにとって7度目の受賞となっている。