損保協会・熊本地震の保険支払金額。5/16で約1,234億円、地震保険で2番目の額に


一般社団法人 日本損害保険協会(本部:東京都千代田区、会長:鈴木 久仁、以下・日本損害保険協会)は、5月16日(月)現在の平成28年熊本地震に係る地震保険の支払件数、金額等について取りまとめた。

それによると平成7年兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)時の支払額を超え、5月16日(月)現在で約1,234億円となり、地震保険支払いでは2番目の支払額となった。

2016年5月16日(月)現在:協会会員会社・非会員会社合計insurance-association-of-kumamoto-insurance-payment-amount-of-the-earthquake-516-at-about-1234-billion-yen-the-second-of-the-forehead-in-the-earthquake-insurance20160519-1

過去の大きな地震による地震保険金一覧(支払額順)insurance-association-of-kumamoto-insurance-payment-amount-of-the-earthquake-516-at-about-1234-billion-yen-the-second-of-the-forehead-in-the-earthquake-insurance20160519-2

熊本地震にかかる損保協会の取組みについて
(1)体制および相談窓口等
・本部(東京都千代田区)に「地震保険中央対策本部」、福岡県福岡市に「現地対策本部」、熊本県熊本市に「現地拠点」を設置するなど、東日本大震災時と同様の強固な体制を構築。
・相談窓口等について、当面の間、土・日・祝日も対応。なお、自然災害損保契約照会センターに、新たにフリーダイヤルを設置した。

【1】保険相談窓口:そんぽADRセンター
ナビダイヤル:0570-022808
※受付時間:平日午前9時15分~午後5時
※当面は、土・日・祝日も地震保険に関する相談にも対応。

【2】自然災害損保契約照会センター(注)
フリーダイヤル:0120-501331
※受付時間:平日午前9時15分~午後5時
※当面は、土・日・祝日も照会に対応。
(注)災害救助法が適用された地域で、家屋等の焼失等により損害保険会社との保険契約に関する手掛かりを失った方の照会を受け付けており、今般の熊本県で被災された方も対象。 なお、原則として、被災された方(ご本人)、被災された方(ご本人)の親族(配偶者・親・子・兄弟姉妹)からのご照会に限る。

(2)特別措置の実施
ア.火災保険、自動車保険、傷害保険などの各種損害保険
平成28年熊本地震に係る災害救助法が適用された熊本県の災害で被害を受けられた場合、次の特別措置を実施。

【1】継続契約の締結手続き猶予
継続契約の締結手続きについて、最長6か月間(2016年10月末日まで)、猶予できるものとする。

【2】保険料の払い込み猶予
保険料の払い込みについて、最長6か月間(2016年10月末日まで)、猶予できるものとする。

その他、「自賠責保険の継続契約手続猶予」「保険料の払い込み猶予」「損害状況申告(自己申告)方式の実施」「地震保険金請求書類の取付省略」などは日本損害保険協会のWebサイトを参照されたい。< http://www.sonpo.or.jp/news/2016quake/ >< http://www.sonpo.or.jp/news/release/2016/1605_02.html >

義捐金の寄贈
平成28年熊本地震被災支援として義捐金として3億円を日本赤十字社へ寄贈することを決定している。