近畿大学、「第15回研究報告会」でフライング・カーとロボ・アドバイザーの米国事例を解説


近畿大学・経営イノベーション研究所が「第15回研究報告会」を開催

近畿大学近畿大学(本部所在地:大阪府東大阪市、学長:塩崎均)の経営イノベーション研究所は1月25日(水)、東大阪キャンパスにて「第15回研究報告会」を開催する。

近畿大学経営イノベーション研究所は、産業界と連携して経営イノベーションの実例を取り入れた教育・研究を行うと共に、東大阪の企業経営者や地域の方へ、最新のイノベーションについて学ぶ場を積極的に提供している。

今回は、本学経営学部および経営イノベーション研究所・教授の渡辺泰明氏が、「フライング・カーとロボ・アドバイザーが車と金融の未来を変える~Terrafugia社とEmotomy社の事例紹介~」と題して、空を飛ぶ未来の自動車「フライング・カー」、人間に代わって金融投資のアドバイスや資産運用を行う「ロボ・アドバイザー」について解説する。

– 日時:平成29年(2017年)1月25日(水)14:50~16:20
– 場所:近畿大学東大阪キャンパス21号館 8階会議室(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
– 対象:企業・一般の方、本学学生・教職員(定員先着50人、入場無料、当日参加可)
– 申込方法:氏名、年齢、参加希望人数を明記の上、メーで申し込む< icmi@bus.kindai.ac.jp >
– 問合せ:近畿大学経営イノベーション研究所 TEL(06)4307-3046

【プログラム】
1.フライング・カー(14:50~15:30)
フライング・カーとは、文字通り空を飛ぶ自動車。マサチューセッツ工科大学の卒業生が中心となってボストンに設立したTerrafugia社では、プロペラを用いてヘリコプターのように縦方向に離陸できる、滑走路が不要なフライング・カーを開発している。

今回研究報告会では、Terrafugia社の事例を中心に、フライング・カーが普及しはじめた米国の現状と将来像について解説する。

2.ロボ・アドバイザー(15:30~16:10 [質疑応答]16:10~16:20)
ロボ・アドバイザーは、人間に代わって金融投資のためのアドバイスや資産運用を行う投資支援サービス。既存の金融サービスを革新する最先端のIT技術「FinTech(フィンテック)」の一つとされている。

米国では、すでにロボ・アドバイザー関連企業が多数あり、最先端のテクノロジーで資産運用のノウハウを法人と個人に提供している。日本に於いても、株式会社お金のデザインの「THEO(テオ)」や楽天証券株式会社の「楽ラップ」などが提供されている。

今回研究報告会では、ロボ・アドバイザー企業が競合するシリコンバレーに本社を置くEmotomy社の事例を中心に、米国におけるロボ・アドバイザーの現状と日本への導入について解説する。

【講師プロフィール】
-経営学部 商学科長・教授:渡辺 泰明(わたなべ やすあき)
– 学位:博士(経営学)
– 専門分野:ファイナンス・金融工学(ベンチャー・イノベーション)
– 研究テーマ:ヘッジファンド、年金資産運用、信用リスク等
– 著書:
The Recent Trend of Hedge Fund Strategies,Yasuaki Watanabe,et al.
Nova Science Publishers,Inc.,2010など。
– 論文:
“New Prospect Ratio:Application to Hedge Funds with Higher Order Moments”,Yasuaki Watanabe,The Journal of Performance Measurement,Fall 2014 Vol.19,No.1など。
– 経歴:
平成25年(2013年)4月に近畿大学世界経済研究所教授に就任。平成26年(2014年)4月に近畿大学経営学部商学科に移籍。現在、経営学部商学科長、日本スタンフォード協会理事(元スタンフォード大学客員教授)、大阪大学大学院特任教授、Kindai Management Review編集委員などを務めている。

【関連リンク】
経営学部商学科 教授/商学科長 渡辺 泰明(ワタナベ ヤスアキ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1036-watanabe-yasuaki.html 
関連URL:http://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/management-innovation/