フォーミュラE、仏・パリラウンドのコースレイアウトを発表


4月のパリ市街地レースへ向けて、地元DSヴァージン・レーシングの士気も高まる

フォーミュラEは、既に第4戦のアルゼンチン・ブエノスアイレスラウンドが消化され、先の決勝レースではアムリン・アグリチームのダ・コスタ選手が優勝を飾った。

目下、ドライバーランキングでは、首位のルーカス・ディグラッシ選手(アウディ スポーツABT)をトップに、2位のサム・バード選手(ヴァージン・レーシング)、3位のセバスチャン・ブエミ選手(e.ダムス ルノー)、さらにニコラス・プロスト選手、ネルソン・ピケJr選手とレースファンにお馴染みの名前が続いている。

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そうした中、フォーミュラEのオーガナイザーは1月13日(欧州中央時間)、政府関係者、地方自治体の来賓を前にパリに於けるレースラウンド(4月23日)、1.93kmのコースレイアウトを明らかにした。

コースは、フランスの首都の歴史的建造物が並ぶアンヴァリッドエリアを中心に行われ、14ターンを含むレイアウトになっている。今春、未来のビジョンを載せてフォーミュラEはパリ市内の歴史的建造物の中を疾走する。

DSパフォーマンス監督のメステラン・グザビエ・ピノン氏も、この会見に同席。フォーミュラeマシーン「DSV-01」を紹介し、レースへの意気込みを語った。

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フォーミュラEの最高経営責任者であるアレハンドロ・アガグCEOは、「フォーミュラEの精神は、世界中の都市中心部で開催される市街地レースにあり、パリラウンドはそのなかでも最も象徴的な一戦です。

また我々のチームパートナーにも、チャンピオンシップにとっても重要な一戦です。パリ市内に於けるレース開催を私自身も楽しみにしています」と語った。

続いてジャン・トッドFIA会長は「パリの中心部でフォーミュラEのレースが開催されることを本当に喜ばしく思います。

このシリーズは、新技術開発の実験場である他、持続可能なモビリティ社会実現を目指す未来へとつながっていくものです。

従って常に技術革新の最先端を行くフランスでの本レース開催は欠くことの出来ないラウンドであり、世界のモータースポーツイベントの中でも最も注目されるレースになると確信しています」と述べた。

観戦チケットは25ユーロから、今後数週間以内にパリ市内に於いても発売される見込みだ。

なお今シーズン初のタッグを組んだDSヴァージン・フォーミュラEプログラムには、昨年シトロエン・レーシングのWRCおよびWTCCのマシン開発を主導していたザビエル・メステラン・ピノン氏が関与している。

同氏は目下フォーミュEチームで、モーター、ギアボックス、インバーター、リアサスペンションの開発を含めたパワートレインの開発に精力的に取り組んでいる。