BASF、アジア太平洋&中東・アフリカ地域のTDI価格を値上げ

独・BASF(BASF SE/本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン、CEO: マーカス・カミート) は2月4日、Lupranate® TDI(トルエンジイソシアネート)について、アジア太平洋地域(中国本土を除く)及び中東・アフリカ地域に於いて、即日、または契約条件が許す範囲で、1トン当たり200米ドルの価格引き上げを実施する。

このTDIは、ポリウレタンフォームなどの原料となる無色〜淡黄色の有機化合物。広くモビリティ産業では、自動車シート素材、ステアリング素材、フロアカーペット素材、ガ内装天井、トランクルーム等の床材、塗料、接着剤、シーリング材、ゴム製品などに活用される。加えて将来の車両軽量化領域にも資するとされている。

ちなみに近年TDIの市場規模は、中国、インド、東南アジア諸国の急激な工業化により大きく拡大しており、2025年予測の55億〜64億米ドルから、2037年までに106.9億米ドルに到達する高成長性で期待されている素材でもある。

なお中・長期的な課題は、原油価格の変動に伴う原材料コストのブレ、VOC(揮発性有機化合物)規制強化に伴う環境対応、有害性に係る懸念に係る代替品への需要動向がある。

なおBASFでは今回の価格改定について、持続可能な事業運営の観点に加え、輸送・エネルギーコストの継続的な上昇および規制対応を踏まえたものであるとしている。

 
 



自動車ニュースマガジン、MOTOR CARS.jp(モーターカーズ.jp)は、新型車(ニューモデル)・技術解説(カーテクノロジー)・モータースポーツ・自動車ビジネスなどのクルマ情報を網羅。自動車ファンに向けたNEWSだけでなく、オピニオンリーダーのコラムやインタビューも掲載