自動運転車開発のPony.ai( 小馬智行、中国本社:広州市南沙区、CEO:James Peng )は2月9日(東部標準時)、トヨタ自動車と共同開発した量産型bZ4Xロボタクシー( Robotaxis )を、生産ラインから正式出荷したことを明らかにした。
このマイルストーンは、Pony.aiとトヨタによるロボタクシーの開発・運用に於ける大規模生産と商用展開の新たな協業段階を示すものだという。
また、自動運転技術、車両製造、サプライチェーン統合に於ける両パートナー間の深い相乗効果を浮き彫りにしているともいう。
両社は、2026年までに1,000台以上のbZ4Xロボタクシーを生産し、中国の一級都市で段階的に商用サービスに導入する計画。この取り組みは、Pony.aiが今年末までにロボタクシー車両総数を3,000台以上に拡大するという目標を裏付けるものでもある。
今回のbZ4Xロボタクシーは、Pony.ai、トヨタ自動車中国、広汽トヨタの3社が共同開発した。生産はPony.aiとトヨタのグローバルモデル工場の一つである広汽トヨタが共同で行っている。
生産工程でロボタクシー事業の厳格な安全性と信頼性の要件を満たすため、ラインはトヨタ生産方式(TPS)を取り入れ、生産管理、品質管理、安全管理のための専用システムを備えた。
トヨタのコア原則である品質、耐久性、信頼性(QDR)はロボタクシー生産プロセス全体に組み込まれており、将来の大規模事業に於いても、品質と安全性の強固な基盤を確立させている。
一方、メカニカル面でPony.aiは同車に最新の第7世代(Gen-7)自動運転システムを搭載。それでも自動運転キットの部品コスト(BOM)は前世代と比較して70%削減された。
ちなみにPony.aiは昨年4月、bZ4Xを含む3モデルからなる第7世代ロボタクシーのラインナップを発表。残りの2モデルは11月に商用サービスを開始した。
第7世代にあたるbZ4Xロボタクシーは、Bluetoothベースの自動車両ロック解除、車内音声対話、オンライン音楽サービス、出発前の空調管理などの機能に加え、乗り物酔いを最小限に抑えるための改良された加速およびブレーキ パターンにより、乗客の車室内体験を向上させた。
そんなbZ4Xロボタクシーの量産化は、2019年に始まったPony.aiとトヨタの長期的な戦略的提携の成果だとした。
以来、両社はロボタクシーの製品開発と量産計画を進め、トヨタの車両プラットフォームをベースとした複数のロボタクシーモデルを発売。同時に、ロボタクシーの設計、製造、運用サポートを専門とする合弁会社も設立した。
これらの取り組みは、自動運転技術が限定的な検証から大規模な量産へと進化するための明確な道筋を示すものであり、bZ4XロボタクシーではPony.aiとトヨタの相互信頼の深化と、ロボタクシーの大規模商用化に向けた両社の共通のコミットメントを反映したものになっていると結んでいる。