トヨタ自動車( 本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:佐藤恒治 )は、4月1日付の役員人事および第122回定時株主総会日付の取締役の体制について発表した。
その中身は4月1日付の役員人事於いて代表取締役社長の佐藤恒治氏が副会長にになると共に新設されたChief Industry Officer(CIO)にとなる。また執行役員の近健太氏が社長・Chief Executive Officer(CEO)就任するというもの。
これにより佐藤氏が副会長・CIOとしてトヨタを含む産業全体に軸足を置き、近氏が社長・CEOとして社内に軸足を置く新しいフォーメーションに変更される。なお代表取締役副社長・執行役員の宮崎洋一氏は、同職に留まると共にChief Financial Officerとなる。
トヨタによると今回の役割変更は、社内外の環境変化を踏まえて、経営のスピードを上げていくこと、「産業報国」というトヨタの使命をしっかり果たせる体制を整えることを目的としていると説明した。また今体制では、以下の観点を踏まえて検討・決定したとリリースでは綴られている。
(1)自動車産業が厳しい事業環境に直面する中で、国際競争力の強化を図るために、業界連携の実践的な取り組みを加速することが求められていること。そのために、佐藤氏が日本自動車工業会(自工会)の会長として果たすべき役割が大きいこと。
(2)佐藤氏は、経団連の副会長(25年5月就任)としても、日本の産業競争力の強化に向けて、モノづくりに軸足を置いた政策提言や産業連携の推進が期待されていること。
(3)トヨタとして、モビリティカンパニーへの変革を前に進めていくためにも、業界連携に加えて、産業を超えた連携を強化していく必要があること。
(4)一方で、トヨタの社内に於いては、もっといいクルマをつくり続けるための土台となる「稼ぐ力」の向上、「損益分岐台数の改善」が足元の重要課題であり、取り組みの具体化が急務であることの4要素が掲げられた。
次いで、そのためには、機能分業ではなく会社全体で考え、バリューチェーンまで含めた改革をリードする必要がある。近氏はトヨタのChief Financial Officerとして収益構造の改善に最前線であたっており、またウーブン・バイ・トヨタで機能を超えた経営経験を積んでいるとした。
そうしたなかで昨年10月、自工会より自工会副会長として業界の課題対応にあたってきた佐藤氏に対して、今後も取りまとめ役を期待したいと次期会長就任の要請があり、トヨタ自動車の取締役会は、自社が業界のために貢献することが責務だと判断し、2026年1月から佐藤氏が自工会会長に就任することを承認。
それを受けて、トヨタの役員人事案策定会議では、トヨタの執行トップ、自工会会長、経団連副会長の役割を同時に担うことによる経営への影響について議論し、今回の環境変化と、個々人の特性を踏まえた最適なフォーメーションを紡ぎ出したのだという。
なお上記のトヨタの役員人事案策定会議とは、独立性を担保するべく独立社外取締役2名(岡本薫明氏・藤沢久美氏)、社内取締役1名(宮崎洋一氏)で構成された座組で検討・提案された後、取締役会で議決された。
加えて2月6日(金)15:30~16:40から東京都文京区のトヨタ自動車 東京本社にて、これに伴う佐藤恒治氏と近健太氏の記者会見が開かれた。その内容は下記、配信動画の通り。
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役員の役職変更・担当変更(3名/以下敬称略)
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氏名:佐藤恒治
▷新役職(4月1日付):代表取締役副会長
Chief Industry Officer(新設)
現役職:代表取締役社長 執行役員
Chief Executive Officer
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氏名:近健太
▷新役職(4月1日付):社長 執行役員
Chief Executive Officer
現役職:執行役員
Chief Financial Officer
ウーブン・バイ・トヨタ(株)取締役・Chief Financial Officer
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氏名:宮崎洋一
▷新役職(4月1日付):代表取締役副社長 執行役員
Chief Financial Officer
現役職:代表取締役副社長 執行役員
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<以下参考>
第122回定時株主総会日付 役員人事(以下敬称略)
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取締役については、第122回定時株主総会の承認を経て正式決定する。代表取締役の選定、役付取締役の選定については、第122回定時株主総会後の取締役会にて正式決定する。退任予定取締役については、第122回定時株主総会日付で退任する。
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退任予定取締役(1名)
氏名|第122回定時株主総会後(2026年6月予定)
佐藤恒治|副会長 Chief Industry Officer
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新任取締役候補(1名)
氏名|第122回定時株主総会後(2026年6月予定)
近健太|代表取締役社長 執行役員 Chief Executive Officer
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