緊急自動着陸機能を備えた初の量産型ツインタービン搭載の超軽量ビジネスジェット機に
本田技研工業( ホンダ / 本社:東京都港区、取締役代表執行役社長:三部敏宏 )傘下の航空機事業子会社「ホンダ エアクラフト カンパニー( HACI/Honda Aircraft Company、本社:⽶国ノースカロライナ州グリーンズボロ市 取締役社⻑:山﨑 英人 )」は現地時間2025年1月4日、自社製品のホンダジェット エリートIIが、米国連邦航空局( FAA )による緊急自動着陸( EAL )システムの認証を取得したことを明らかにした。
これにより同機は、量産型ツインタービン搭載の超軽量ビジネスジェット機として初めて、緊急自動着陸( EAL )の搭載で認定されたことになる。
ちなみに同機に当該技術を搭載させることは、米国を拠点とするホンダジェット エリートIIのオーナーおよび運航者から待望されていたもので、HACIは目下、この新機能を世界中の顧客へ提供するべく、他市場の規制当局からの認証取得を進めているという。
この取り組みについてHACI社長兼CEOの山﨑英人氏は、「ホンダジェット エリートIIに、緊急時自動着陸機能を追加することは、お客様に新たな価値を提供することを掲げる私たちの矜持を身を以て示すものです。
この度の緊急時自動着陸機能の提供で、ホンダジェット エリートIIのお客様に対して、フライト中の安心感をより一層高めることができます。私たちチームが、お客様との約束を果たせていることを心から誇りに思っています」と誇らしげに語った。
なおこの「緊急時自動着陸機能( EALシステム )」は、その名の通り、万が一パイロットが行動不能となった緊急事態下で、航空機が自律的に最寄りの空港へ着陸するよう設計されていることを示す。
このシステムが作動する流れは、パイロットが直接、EALを作動させるためのボタンを押すか、または自動監視システムがパイロットの無反応を検知して自動作動する。
作動すると、EALシステムは自動的に緊急コードを地上へ送信し、無線呼び出しを行って航空交通管制に緊急事態を知らせる。
EALを装備した航空機は、天候、地形、燃料、滑走路の寸法を自律的に評価して最適な迂回空港を選択。着陸のために航空機を自動制御、当該空港の進入経路に沿って航空機を着陸させ、滑走路上でブレーキをかけて完全に停止することができる。
今を遡ること2024年10月、ホンダジェット エリートIIは、EALシステムの主要技術のひとつとなるオートスロットルを搭載した初の量産型ツインタービン搭載の超軽量ビジネスジェット機となり、その後、2025年10月にEALの認証飛行試験を完了させ、今回の認証への道筋が開かれた。
