キャンピングカーユーザー、雨天時過ごし方調査。雨を気にせず旅行するのが全体の6割


キャンプ場の管理人などに話を聞くと、キャンピングカーユーザーの予約のキャンセル率は、テントキャンパーよりも低いといわれている。

そこで一般社団法人日本RV協会(所在地:東京都町田市、会長:増田 浩一)では、2015年6月18日から7月17日にかけて、約270名のユーザーを対象に、キャンピングカーユーザーの雨天時における旅行での過ごし方を調査した。

具体的には、予約を入れた当日が雨の場合、テントの設営・撤収が面倒になるテントキャンパーのキャンセル率は高いが、雨の日でも車内で快適に過ごすことのできるキャンピングカーユーザーのキャンセル率は、それに比べて低いとのこと。

では、雨の日でも旅行に出かけるキャンピングカーユーザーは、実際にはどのくらいいるのか。またキャンプ場などに予約を入れた当日が雨だった場合、ユーザーはどう対応しているのか。

同協会では、この6月18日から7月17日の梅雨時にかけて、雨の日のキャンピングカーユーザーの動向を調べるために、約270人のユーザーを対象に調査した。

■雨を気にせず旅行するキャンピングカーユーザーは6割

設問【1】では、「梅雨や秋雨のような、雨の降る確率が高い時期にキャンピングカー旅行をしますか」という質問を設けた。

それによると、過半数に近い48.5%のユーザーが、「雨に見舞われる確率が高いからといって、特に旅行を控えることはない」という回答を選んだ。

この回答に、「雨でも積極的に旅行する」(11.5%)という回答を加えると、60%のユーザーが、雨を気にすることなく旅行している様子が浮かび上がってきた。

一方、雨を嫌うユーザーの答をまとめてみると、「雨天の時に旅行する頻度は高くない」という答が26.7%。

また、「雨の時期には旅行しない」という答が10.0%となり、雨を理由に旅行を見合わせたり、控えたりする人の割合は合わせて36.7%に留まった。

その他、「梅雨の季節ならば、北海道などの梅雨のない地方へ旅行する」(3.3%)という意見もあった。

これにより、6割のユーザーが雨天を気にせずキャンピングカー旅行をしている実態が明らかになった。

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■4割以上のユーザーが、雨でもキャンセルせずにキャンプ場に出かける

では、具体的にキャンプ場に予約を入れたユーザーたちは、雨の日にどういう行動をとっているのか。設問【2】では、それについて尋ねてみた。

その結果、「暴風雨でないかぎり、予約を入れた場所に出かける」という回答が一番多く、42.2%を占めた。
それに対し、「予約をキャンセルして、出かけない」という回答は、わずか3.2%だった。

それ以外のユーザーはどう対応しているのか。
いかにもキャンピングカーユーザーらしい回答として浮かび上がってきたのは、とりあえず、家を出て、キャンピングカーに乗ってから「現地の天気予報をチェックしながら、行く・行かないなどの対応を考える」(19.3%)というもの。

このあたりは、目的地や到着時間などを、比較的柔軟にコントロールできるキャンピングカーという車の特性を活かし、臨機応変に対応していることが分かった。

また、この設問においては、「キャンプ場にはあまり行かないので、予約を入れることもない」という回答が35.3%を占め、キャンピングカーユーザーが常にキャンプ場泊をしているわけでもないことも浮かび上がった。

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■雨の旅行にはそれなりのメリットがあることを9割のユーザーが実感

このように、概してキャンピングカーユーザーは、雨を苦にせずに旅行をする傾向が読み取れたが、その理由には、雨の日の旅行にもそれなりのメリットがあるという判断があったからにほかならない。

設問【3】では、雨の降る確率の高い時期にキャンピングカー旅行をすることのメリットを尋ねてみた。

一番多かった回答は、「梅雨の季節ならば、アジサイなど季節特有の鑑賞物がある」というもので、その答を選んだユーザーの率は62.0%に上った。

また、「一般の旅行者があまり出かけないので、観光地などは空いている」ということを理由に上げたユーザーは、30.8%に達した。

ほかに、キャンピングカーの強みとして、「一般の乗用車や電車の旅と違い、キャンピングカーの場合は室内でゆっくり過ごせるので、雨も気にならない」(4.2%)。

「キャンピングカー旅行ではホテルなどを予約する必要がないので、旅行先の天候によって臨機応変に行き先を変えられる」(3.0%)などという回答も寄せられた。

このように、多くのユーザーが、雨天時の旅行のメリットを実感し、キャンピングカーが持つ快適な居住性が雨の季節の旅行を楽しいものにするため役立っていることが判明した。

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■「特に雨対策はしない」というユーザーが半数

では、多くのユーザーは、雨の季節にキャンピングカー旅行をするときの対策として、どのようなことを心掛けているのか。(設問【4】)

比較的多かった答として上がってきたのは、「ゴム長、レインコートなどの雨用グッズを常備する」というもので、20.4%の回答率を示した。

また、「傘を収納する場所を考え、市販の傘入れ収納ケースを用意する」という答も、14.3%を獲得した。

しかし、圧倒的に多かったのは「特に何もしない」(52.2%)というもので、ことさら“雨対策”などに気を配らなくても、キャンピングカーの耐候性や快適性に信頼を寄せているユーザーが多いことが判った。

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■雨の日にもっとも使用する装備品は、夏場のエアコン

キャンピングカーには、いろいろな電装品も含め、車内で快適に過ごすための様々な機器が装備されている。そのなかで、雨が降ったときに使用する頻度の高い装備というものを答えてもらった。

それによると、やはり「夏場のエアコン」がもっとも多く、29.5%の回答率を示した。日本の夏は、年々高温多湿化を強めており、キャンピングカーにおいてもエアコンの搭載率が高まっている。

この回答は、ある意味、キャンピングカーにおけるエアコンの普及率を示しているともいえそうだ。

2番目に多かった回答は、「テレビ、DVD&ブルーレイプレイヤー」(23.9%)というもの。雨のために外に出られなくても、車内で楽しめる機器類を装備できるキャンピングカーの特性がよく伝わってくるような回答だ。

ほかには、「カセットトイレ」、「ポータブルトイレ」などのトイレ設備を挙げる声も、両者合わせて16.2%ほど確認できた。

アウトドアのツールにもなるキャンピングカーだが、雨の日に傘を差してトイレまで歩かなくてすむキャンピングカーの利便性を活用している人たちの声が、ここからも拾えそうだ。

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【RVパークについて】
■RVパーク RAKUDA石巻(宮城県)
【利用料金】1泊 2,000円/1台(トレーラー含む、電気料金込)
【所在地】 宮城県石巻市門脇字元浦屋敷46-4 TEL:0225-98-9940

■RVパーク 鬼無里の湯 ホテル&コテージ(長野県)
【利用料金】1泊 2,500円/1台(トレーラー含む、電気料金込)
【所在地】 長野県長野市鬼無里日影8855 TEL:026-256-3331

■RVパーク ねやフィッシングパーク太公望(石川県)
【利用料金】無料/1台(トレーラー含む、14時間までの電気料金込)
【所在地】 石川県七尾市能登島閨町ろ42-3 TEL:0767-85-2919

■RVパーク 木曽ふるさと体験館(長野県)
【利用料金】1泊 2,500円/1台(トレーラー含む、電気・ゴミ引取料金込)
【所在地】 長野県木曽郡木曽町新開6959 TEL:0264-27-1011

■RVパーク 八ヶ岳高原「原村」もみの木(長野県)
【利用料金】1泊 2,500円/1台(トレーラー含む、電気・ゴミ引取料込)
【所在地】 長野県諏訪郡原村字原山17217-1729 TEL:0266-74-2311

RVパーク施設一覧: http://www.kurumatabi.com/rvpark/list.html

【調査概要】
調査地域:全国
調査対象:日本RV協会ホームページ閲覧者
調査手法:Webアンケート
調査時期:2015年6月18日~7月17日

【団体概要】
団体名 : 一般社団法人日本RV協会(JRVA)
代表者 : 会長 増田 浩一
所在地 : 〒194-0022 東京都町田市森野1-10-10
ペアシティエンドウビル2-A
設立  : 1994年3月
事業内容: キャピングカー普及活動、ショー・イベントの開催、
活動環境の整備・充実等
URL : http://www.jrva.com/

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