自動車リサイクル促進センター、「自動車リサイクルデータBook」を公開


自動車リサイクル法制定から15年。自動車リサイクルに関する最新情報を初めて一元化

公益財団法人自動車リサイクル促進センター(所在地:東京都港区芝大門1-1-30日本自動車会館、代表理事:郡嶌孝 以下、「JARC」)は、自動車リサイクルの2016年度までの取組情報や実績データをまとめた「自動車リサイクルデータBook」を2017年7月21日に公開した。

図は「新車時預託」の年間推移の一部を表したもの。同法が施行されてから、2016年度末までに新車時に預託された累計台数は約6,377万台となり、累計金額は約6,943億円となった。

これは自動車リサイクル法制定から15年を迎え、自動車リサイクルに関する最新情報を初めて一元化したもの。

JARCこと、公益財団法人自動車リサイクル促進センターとは、自動車のリサイクル及び適正処理の促進に関する各種事業を行うことにより、資源の有効な利用の向上及び環境の保全に貢献することを目的とする公益法人である。

そもそも、そんなJARCは、2013年度から年度毎の電子マニフェストの実績データを電子マニフェスト報告書として公表してきた。また、JARC以外の自動車リサイクルの関係者向けにも個々の取組情報を公表している。

これを踏まえ今回は、自動車リサイクルシステムの利用者の利便性向上と認知向上を目指して、これまでJARCと関係者が個々に発信していた取組情報や実績データを一元化した「自動車リサイクルデータBook」として取りまとめ、一般にも初公開したものとなっている。

この「自動車リサイクルデータBook」は、JARCのホームページの以下ページから閲覧・入手可能だ。
https://www.jarc.or.jp/data/databook/ 

なお「自動車リサイクルデータBook」の構成は以下の通り

1.自動車リサイクル制度の概要
・自動車リサイクル法の背景、特徴
・自動車リサイクルシステム、関連事業者等

2.資金管理業務の実績
・リサイクル料金の収納状況、管理・運用の状況
・自動車製造業者等への払渡し等、特預金の発生状況

3.再資源化等業務の実績
・離島対策支援事業の実績
・不法投棄対策支援事業の実績

4.電子マニフェストシステムの実績
・移動報告の実績、遅延報告の状況、移動報告の平均日数
・都道府県別の引取報告、稼働事業所
・フロン類の回収状況、エアバック類の処理状況、
・ASRの処理状況/全部利用引渡状況

5.参考データ
・自動車メーカー・輸入業者別の実績
・新車販売台数/使用済自動車引取報告件数の推移
・中古自動車の輸出台数/鉄スクラップ価格の推移
・登録自動車・軽自動車の平均使用年数の推移
・使用済自動車の平均使用年数
・ハイブリッド車の預託状況及び使用済自動車引取状況

公益財団法人自動車リサイクル促進センター(JARC)
所在地:〒105-0012東京都港区芝大門1-1-30日本自動車会館11階
設立:2000年(平成12年)11月22日
理事長:郡嶌 孝
自動車リサイクル法指定法人業務の主務官庁:経済産業省、環境省