曙ブレーキ工業株式会社(本店:東京都中央区、本社:埼玉県羽生市、代表取締役社長:信元久隆)のブレーキを装着した「TOYOTA GAZOO Racing with TOM’S」の「LEXUS RC F」が5月28日から29日にかけてドイツで開催されたニュルブルクリンク24時間耐久レースにおいてSP-PROクラス優勝・総合24位となった。
同社は、2010年からTOYOTA GAZOO Racingにブレーキキャリパーとブレーキパッドを供給している。
このクラス優勝にあたり曙ブレーキ工業傘下で、高性能ブレーキシステムの研究開発を担当する株式会社曙アドバンスドエンジニアリング代表取締役社長の戸塚禎雄氏は、「今年はレース開始直後に雹(ひょう)が降るという過酷な状況もありましたが、RC Fの優勝に貢献でき、大変嬉しく思います。
ブレーキの軽量化や冷却性能などの性能向上への要求は非常に高まってきています。モータースポーツへの挑戦を通じて技術力を磨き、そのノウハウを将来に向けた技術の差別化につなげてまいります」と語っている。
曙ブレーキ工業では、「2002年よりモータースポーツ活動を通じて、ブレーキ技術の開発と精錬を重ね、ハイパフォーマンスブレーキ用素材、構造および表面処理技術などの研究開発を進めてきました。
当活動を通して蓄積された技術力や信頼性を高性能量販車用ブレーキ開発に生かしてまいります」と結んでいる。