大阪府内でタクシー事業を展開するニューモ(newmo/東京都港区、代表取締役 青柳直樹)は8月8日、地域社会のインフラを支えるエッセンシャルワーカー市場に特化した人材事業『newジョブ』を正式リリースした。
その第一弾として、ドライバー職に特化した転職支援サービスを開始する。専任キャリアアドバイザーが求職者の転職活動を無料でサポートし、移動インフラを支える採用支援を行う。
同社が、医療・介護、物流・交通、保育、建設、飲食など、社会インフラを支えるために不可欠な仕事に従事する人々を指すエッセンシャルワーカー市場に特化した人材事業を立ち上げた背景 には、少子高齢化が進む日本では労働力人口が減少を続けていること。
2040年には最大1,100万人の労働供給不足が見込まれていることなどがある(出所:リクルートワークス研究所「未来予測2040」)。こうした社会を支える仕事の慢性的な人材不足が深刻化するなかで、タクシー業界でも高齢化と新規人材の流入不足が顕著で、2024年に倒産したタクシー事業者の4割以上が「人手不足」を要因としているため(出所:帝国データバンク タクシー業の倒産・休廃業解散動向 2024年 )。
政府もこの課題を重要視し、2025年6月の「骨太方針2025」で、中小企業を含む現場職の賃金引き上げと処遇改善を政策の柱に掲げた。
また「アドバンスト・エッセンシャルワーカー」の育成を打ち出し、AIやデジタル技術を活用したハイスキル化と労働市場の流動化を推進している。従って、このような施策も手伝い、スキルを磨いた現場人材は、より高賃金の職場へ移動しやすくなる環境も整いつつある。
こうした人口動態の変化と政策の後押しを背景に、エッセンシャルワーカー分野の人材市場は、今後も拡大が見込まれ、特に転職支援事業は大きな成長機会を迎えている。
対してニューモは、“利用者視点に立ったサステナブルな地域交通”の実現を目指し、2024年1月に設立されたモビリティスタートアップ。現在、大阪府内で3社のタクシー事業者をグループに迎え、タクシー車両は約1,000台、従業員数1,500人を超える体制で事業を展開している。
実際、グループに参画したタクシー会社に於いては、特にタクシー乗務員の採用拡大に注力し、自社チャネルの強化やWeb広告の改善を実施した。結果、参画から約1年で月次の採用数が従来の3倍以上に伸長するなどの実績も出ている。
そこで交通事業者として培った採用力をエッセンシャルワーカー市場全体の採用支援にも活用。求職者と企業のマッチングを通じて社会課題の解決に挑むという。
『newジョブ』 サービス概要
『newジョブ(https://newjob.jp/)』は、エッセンシャルワーカー市場に特化した転職サービス。その第一弾として、タクシー・ハイヤー等のドライバー職の転職支援を開始した。
経験者はもちろん、未経験者やシニア層、女性など幅広い人材の活躍を後押しする。
先端テクノロジーを活用した手法を強みに、求職者の希望と企業ニーズを的確にマッチングすると共に、キャリアアドバイザーが成果を出すためのツールや仕組みを内製で開発する専門部署を立ち上げ、採用・定着の課題を根本から解決することを目指す。
現在は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)エリアおよび大阪エリアの求人を掲載しており、今後、段階的に国内各都市への展開を予定している。
なお上記を踏まえてニューモでは、キャリアアドバイザーの採用も開始している。newジョブのキャリアアドバイザー職でも、持ち前のAIなどのテクノロジーの活用スキルを活かし、効率的かつ質の高い転職支援を行える環境を提供していくとしている。
そのための採用情報は以下の通り
https://careers.newmo.me/newjob
キャリアアドバイザー(マネージャー候補)
https://herp.careers/v1/newmo/fLSAIJ97mAQ5
キャリアアドバイザー(経験者)
https://herp.careers/v1/newmo/q71QEM4L_0BS
キャリアアドバイザー(未経験/第二新卒大歓迎)
https://herp.careers/v1/newmo/Ir_77QRadhoo