三菱自動車工業、自動車リサイクル法に基づく2016年度の再資源化等の実施状況を公表


三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:益子修、以下、三菱自動車)は、自動車リサイクル法(正式名称「使用済自動車の再資源化等に関する法律」)に基づき、2016年度(2016年4月~2017年3月)に於ける自動車シュレッダーダスト(ASR:Automobile Shredder Residue)、エアバッグ類、フロン類の特定3品目の再資源化等の実施状況を公表した。

2016年度の実施状況の概要としては、ASRの引き取り量は240,549台分(36,703トン)で、35,883トンを再資源化した結果、再資源化率は97.8%となり、2016年度の法定基準値(70%)を達成した。

エアバッグ類は、161,869台分(489,472個)を引き取り、再資源化率は93.5%で、法定基準値(85%)を達成。フロン類の引き取り量は211,600台分(52,366kg)となり、適正に処理した。

また、これら特定3品目の再資源化等に要した費用総額は1,907,759,931円で、資金管理法人(公益財団法人 自動車リサイクル促進センター)から払い渡しを受けた預託金総額は2,231,343,063円、全体収支は323,583,132円の黒字となっている。

なお、累計収支(2004~2016年度)は1,774,588,277円の黒字となった。今後の新型車についても、再資源化処理コストの低減を継続し、お客様のリサイクル料金負担の更なる低減を図っていきく構えだ。

【2016年度 特定3品目の再資源化等の実施状況】
1.対象期間
2016年4月1日~2017年3月31日

2.再資源化を実施すべき量に関する基準の遵守状況

3.再資源化の状況

(1)ASR

*1:
ASRリサイクル施設とは、自動車リサイクル法第28条で主務大臣の認定を取得したASR指定引取り場所のうち、施行規則第26条に定める基準に適合した施設(「基準適合施設」)を示す。

*2:
ASRをリサイクルすることによって生じるスラグや飛灰等のうち、販売や処理されないで施設に残った、もしくは埋立処分された廃棄物の総重量。

*3:
委託全部再資源化とは、自動車リサイクル法第31条で主務大臣の認定を取得した、全部再資源化業務委託先(解体事業者、プレス・せん断処理業者)と委託全部利用者(国内の電炉・転炉等)で、ASRを生じさせないで使用済み自動車を再資源化する仕組み。

*4:
委託全部利用者で鉄鋼製品を生産する際に生じるスラグや飛灰等のうち、販売や処理されないで施設に残った、もしくは埋立処分された廃棄物の総重量。

(2)エアバッグ類・フロン類
エアバッグ類(エアバッグ、シートベルトプリテンショナー)

フロン類

4.資金管理法人から払い渡しを受けた預託金及び再資源化等に要した費用[単位:円]

(参考)再資源化等の運営に要した当社負担金とリサイクル全体収支[単位:円]

主な車種のリサイクル料金などの詳細については、以下の三菱自動車ホームページに掲載されている。
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/csr/environment/recyclelow/customer.html