ミシュランの株式合資会社・コンパニー・ジェネラル・デ・ゼタブリスマン・ミシュラン（Compagnie générale des établissements Michelin 、CGEM、本社：フランス・クレルモン＝フェラン市、取締役会長：ミシェル・ロリエ、ＣＥＯ：ジャン＝ドミニク・スナール）は、国際デザイン・コンペティション「ミシュラン・チャレンジ・デザイン」の2016年入選作14作品を発表した。今年のテーマは「すべての人のためのモビリティ～次の領域へのデザイン」とした。
作品はアルバニア、バーレーン、カナダ、コロンビア、インド、インドネシア、イタリア、メキシコ、ポーランド、韓国、台湾、英国、さらにアメリカ合衆国の個人およびデザイナー・チームから提出され、世界最高の自動車デザイナーと工業エキスパートで構成された優秀な審査委員会によって選考された。
2016年入選作14作品は、68ヶ国を代表する875作品を超える中から選出。ミシュラン・チャレンジ・デザインには、過去15年間で121ヶ国から合計8,268作品のエントリーが寄せられた。
選出にあたって北米ミシュランの直需マーケティング副社長トム・ローチ氏は、「私たちのミシュラン・チャレンジ・デザイン2016の入選作は並外れた創造性、イノベーションを示しており、たくさんの多様な用途にモビリティを提供することにフォーカスしています。
世界の中で輸送手段が充分行き届いていない地域に、それを潜在的に提供することを可能にする、示唆に富んだモビリティ・ソリューションをデザインした入選者たちを祝福したいと思います」と述べた。
なお同審査委員長で、カリフォルニア州パサデナ市にあるアートセンター・カレッジ・オブ・デザイン（※Art Center College of Design）のトランスポーテ―ション・デザイン学科教授のスチュワート・リードは、「今年のミシュラン・チャレンジ・デザインのコンペティションに提出されたモビリティ・ソリューションは、創意工夫に富んでおり、しばしば単純化され、創造的で、審査委員会は大いに感銘を受けました。
すべての人のためのモビリティのデザインは、自動車産業にとって重要なテーマです。70ヶ国近い国々からエントリーが寄せられたことは、ミシュラン・チャレンジ・デザインの重要性とグローバルな性質を強化するものです」と語っている。
ミシュラン・チャレンジ・デザイン2016の入賞者は次の通り。
1位：デザインエントリー 「Google Community vehicle」
Raｊshekhar Dass、Abu Huraira Shaikh、Sunny Duseja、Joji lsaac、Saksham KarunakarおよびTaｊeshwar Kaul （インド、プネー市）
2位：デザインエントリー 「Arriero」
Edgar Andres Sarmiento Garcia （コロンビア、ボゴタ市）
3位： デザインエントリー 「Bamboo Recumbent」
WooSung Lee およびChan Yeop Jeong （韓国、慶山市）
ミシュランは、1月にデトロイトで開催される2016北米国際オートショー（NAIAS）において、入選作14作品すべてを展示する。
入賞3チームそれぞれの代表デザイナーがNAIASにミシュランのゲストとして招待され、ミシュランの年間プライベート・デザイナーズ・レセプションで表彰される予定。
ミシュラン・チャレンジ・デザインコンサルタントおよび審査委員長：
-Stewart Reed （アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン トランスポーテーション・デザイン学科教授）
2015ミシュラン・チャレンジ・デザイン審査委員：
– Nick Malachowski （フィアット・クライスラー・オートモービルス デザインマネージャー）
– Dave Marek （ホンダR&Dアメリカズ アキュラ・グローバル・クリエイティブディレクター）
– Rich Plavetich （ニッサン・デザイン・アメリカ デザイン・ビジネス ジェネラルマネージャー）
– Frank Saucedo （ゼネラルモータース・アドバンスド・デザイン・スタジオ ディレクター）
– Thomas Sycha （ヨーロッパBMWグループ・デザイン デザインマネージャー）
– Freeman Thomas （フォード・モーターカンパニー ストラテジック・デザイン ディレクター）
ミシュラン・チャレンジ・デザイン詳細 http://www.michelinchallengedesign.com