フォルクスワーゲン、新型コンパクトSUV「Tiguan」の日本国内に於ける販売を開始


フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社(本社:愛知県 豊橋市、代表取締役:ティル シェア、略称:VGJ)は、初代「ティグアン(Tiguan)」からおよそ8年ぶりにフルモデルチェンジとなった新型「Tiguan」を、1月17日から全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーから発売した。

今回導入するグレードは、クラスを超えた先進安全技術と快適装備を標準装着する「Tiguan TSI Comfortline(ティグアン TSI コンフォートライン)」と、先進装備をさらに充実させた「同 TSI Highline(ハイライン)」に加え、専用の内外装を備えた「同TSI R-Line(アールライン)」の全3グレードとなる。

ボディカラーは新色(ナッツシェルブラウンメタリック)を含む全 6 色。全国希望小売価格(税込)は、「同 TSI Comfortline」が¥3,600,000、「同 TSI Highline」が¥4,332,000、「同 TSI R-Line」が¥4,632,000となった。

フォルクスワーゲンの生産モジュール「MQB」を SUV シリーズとして初めて採用した新型「Tiguan」のボディサイズは、全長 4,500mm(従来型比+70mm)、全幅 1,840~1,860mm(同+30~+50mm)、全高 1,675mm(同-35mm)と、前モデルに比べてホイールベースを 70mm 延長させたことで、広く快適な室内空間を実現させた。

また、インターネットとの接続性を高める機能を採用したことで、最新の情報による目的地検索や最適なナビゲーション機能が強化され、「つながる SUV」としての新しい価値を備えている。

パワートレインには、気筒休止システムの”ACT”に加え、アイドリングストップ機能の“Start & Stop システム”とブレーキエネルギー回生システムを備えたブルーモーションテクノロジー付の1.4 ℓ TSI エンジンと 6 速 DSG を採用。

燃料消費率は16.3km/ℓ*1(前モデル:14.6km/ℓ*1)と約 10%改善した。*1 JC08 モード、国土交通省審査値

「Tiguan」の主な特徴は以下の通り。

(1)新しい時代の「つながる SUV」(”Volkswagen Car-Net”全車標準装備)
新型「Tiguan」は、Volkswagen 純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”(Highline 以上:標準装備)や“Composition Media”(Comfortline:標準装備)を通じて、Volkswagen のモバイルオンラインサービス“Volkswagen Car-Net”が利用できる。

特にHighline 以上では、インターネット接続によりナビゲーション検索性能、案内精度、快適性を大幅に高めるテレマティクス機能“Guide & Inform”を標準装備した。

また、全車に標準する 3 つの通信プロトコルに対応した“App-Connect”を利用すれば、形態端末の機種(iOS でも Android でも)を問わずUSB 接続するだけで、スマートフォン内のアプリを愉しめる。

(2)Volkswagen オールイン・セーフティに基づく、クラスを超えた先進安全技術・快適装備を採用
新型「Tiguan」は、「Volkswagen オールイン・セーフティ」に基づいたトップクラスの安全・先進装備を採用した。

例えば、アダプティブクルーズコントロール“ACC”(全車速追従機能付)や、駐車支援システム“Park Assist”などの先進安全装備に加え、“アクティブボンネット”や“ポストコリジョンブレーキシステム”などの安全装備も全車に標準装備。

さらに、Highline 以上にはレーンキープアシストシステム“Lane Assist”や渋滞時追従支援システム“Traffic Asist”などを標準装備することで、半自動運転を実現している。

また、デジタルメータークラスター“Active Info Display”を Highline 以上に標準装備するほか、“ヘッドアップディプレイ”をオプション設定した。

(3)ニューエモーショナルデザインで「より長く、より幅広く、より低い」スタイリングを実現
新型「Tiguan」の全長は 4,500mm(+70mm)、全幅は 1,840mm(+30mm)、全高は 1,675mm(-35mm)と長く、広く、低くなったことで、燃費に有利な空力特性も改善した。

全長分として長くなった 70mm が、すべてホイールベースの延長に充てられたことで、ラゲージスペースを含む室内空間が大幅に拡大した。

その結果、室内長で+26mm、後席のニールームで+29mm というゆとりを生み出している。

特に後席は180mm の前後スライド幅を確保したことで、ラゲージルームの容量拡大を実現した。

(4)上質なインテリアと優れた使い勝手(ラゲッジスペース:615 ℓ~1,655 ℓ)
インテリア(ファブリックシート&トリム類)は、基本的にブラック系で統一され、外観同様、スポーティで上質さが引き立つようコーディネートされている。

なかでもHighlineでは、このインテリアにマッチした上質なレザーシートをオプションで選択(ブラックと新色のサフラノオレンジの2色)できる。

荷室空間は、後席を前進させた設定で615ℓ(+145ℓ)。後席を完全に折り畳むとクラストップレベルの1,655ℓに達っする。

地上から開口部までの高さも前モデルよりも低くなったことで、幅広い間口とあわせて荷物の載せ下しなど、ラゲージルームへのアクセスが容易になっている。

また助手席はシートバックをフラットに折り畳むことができるので、長尺物でも車内に収納できる。

一方HighlineとR-Lineには、荷物で両手がふさがっている時に便利な“パワーテールゲート“(挟み込み防止機能、”Easy Open & Easy Close“機能付)をオプションで選択できる。

(5)ブルーモーションテクノロジー付 1.4 ℓ TSI エンジンと 6 速 DSG で燃費向上(16.3km/ ℓ*1)
日本仕様の FWD モデルには、定評あるガソリン直噴ターボの TSI エンジンと DSG トランスミッションを搭載。

排気量は 1.4 リッターで気筒休止システムの”ACT”とアイドリングストップ機能の”Start & Stop システム”及びブレーキエネルギー回生システムが付いたブルーモーションテクノロジーを装備した。

最高出力は110kW(150ps)/5,000~6,000で、最大トルクは250Nm(25.5kgm)/1,500~3,500と、前モデルに比べて最高出力は抑えられているが、アイドリング直後の 1,500rpm という低回転から 3,500rpm までフラットに発生する最大トルクが 10Nm 強化されている。

これにより、ストップ&ゴーが頻発する街中ではスムーズかつ力強い走りを、そして、高速走行では高い静粛性とストレスの無い伸びやかな走りをドライバーに提供する。

JC08モード燃費は、従来の 14.6km/L から 16.3km/L と約 10%向上するなど、新型「Tiguan」は、クラストップのダイナミック性能と経済性を兼ねている。

問い合わせ先 :フォルクスワーゲン カスタマーセンター tel. 0120-993-199