東京海上日動火災保険株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:北沢利文、以下「東京海上日動」)は3月8日、去る2012年1月に販売を開始した「ちょいのり保険(1 日自動車保険)」の利用申込件数が累計300万件を突破したと発表した。
同社は、引き続き「ちょいのり保険」の販売を通じて、無保険運転事故の縮減に貢献すると共に、利用者の約9割を占める10代・20代のユーザーとの「新たな接点」の構築を通じて、将来の自動車保険販売拡大に繋げていきたいと語っている。
ちなみにこの「ちょいのり保険」とは1日あたり500円からの保険料で必要な時に、必要な日数分だけ携帯電話・スマートフォンで加入できる新しい自動車保険の形である。昨今、同社が述べるように、若年ユーザー層に於ける自動車利用拡大に乗じて、こうした手軽な自動車保険商品のニーズが高まっている。
なお以下は、同社が述べる該当保険商品の現行に於ける販売状況となる。
1.「ちょいのり保険」の利用シーン・販売状況
「ちょいのり保険」は、車両を所有していない若年層を中心に人気を得ている同社の保険商品である。
具体的には、「友人の車を借りて運転したいが保険が心配な時」「親の車を運転したいが、自動車保険の運転者条件が合致しない時」など、若年利用者層の多様な自動車の利用ケースに応じて、開発・用意されたもの。
昨今では特に、休暇・行楽シーズンを中心に多くの利用があると云う。
2.「ちょいのり保険」の貢献・効果
(1)無保険運転事故の縮減
同社の狙いとしては、マイカーを持たない若者が保険に入らずに事故を起こしてしまう等、無保険運転による自動車事故の縮減に貢献したい。
親や友人に借りた車でも安心して運転いただきたい、という利用者ニーズを汲み、 1 日から入れる自動車保険「ちょいのり保険」を業界初で開発した。
(2)自動車保険の販売拡大
同社商品である「ちょいのり保険」の利用顧客は、利用日数(無事故)に応じて将来、新たに車両を購入・保有した場合、自動車保険を最大20%割引する割引制度が用意されている。
3.ちょいのり保険「おかげさまで300万件」キャンペーンを実施
同社では、利用申込300万件突破を機に、さらに多くの利用者への周知・商品利用の拡散・浸透を目指して、この2017年4月から上記、表題のキャンペーンを実施していく。
なお具体的なキャンペーンの詳細については、4月以降に同Webサイトで案内していく予定だと云う。
4.「ちょいのり保険」商品改定の実施
さらに同社では2017年4月。この「ちょいのり保険」商品改定を実施する。
これは2016年12月19日に公表されているが、2017年4月1日以降に保険責任を開始する契約を対象に「ちょいのり保険」の商品改定を実施する。
主な改定内容で一部4つの改定項目を記載すると、まず第1に被保険者の複数人設定で、1 度の申し込みで最大3人まで被保険者を追加登録できるようになり、合計4人までの補償を可能とする。なお追加保険料は、被保険者の人数にかかわらずプランごとに定額とする。
さらに第2に補償期間の24時間化を実施を行う。これはこれまでの補償期間が1日単位であったものを、改定により保険責任開始時刻から 24 時間とするというもの。
第3は、車両補償ありプラン(プレミアムプラン)の新設で、「車両補償の免責金額を15万円から10万円に引下げ」、「弁護士費用等補償特約のセット」をしたプランも新設される。
第4は、対物超過修理費用等補償特約の自動セットとなり、これは全てのプランに「対物超過修理費用等補償特約」を自動セットするというもの。なお詳細については同社該当サービスサイトを参照されたい。< http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/auto/ichinichi/ >