モビサビと愛媛日産、性能・残価保証付のリユースEV提供へ

国内初、EVの「性能証明」「残価保証」などを導入した「ReNew EV」の提供開始

MobiSavi(モビサビ/本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:左向 貴代)と、愛媛日産自動車(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長:岡 豊)は、EVの「性能証明」と「残価保証」などを組み合わせた国内初となるリユースEV「ReNew EV」の提供を開始した。

この取り組みは、愛媛県のデジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ2.0」を活用し、リユースEVの販売・リース取引に於いて、将来的な価値を可視化・担保する新たなビジネスモデルの実証に取り組むもの。

今回、その実証の第一弾として、愛媛県内企業による「ReNew EV」の導入がスタートした。

この事業は、令和7年度「トライアングルエヒメ2.0」の採択事業として実施される。当該事業の詳細については以下のWebサイトを閲覧されたい。https://dx-ehime.jp

背景
近年、リユースEVの多くが海外へ流出するなか、国内での再利用や循環を支える仕組みの整備が課題となっている。

今事業では、「性能証明」と「残価保証」によりリユースEVの市場価値を可視化・安定化させることで、EVを使い切りではなく循環する地域資源として活用するモデルの実装を目指す。

車両概要を、より具体的に説明すると今回、両社が提案しているReNew EV(リニューEV)とは、「性能証明」、「残価保証」、「バッテリー性能保証」、「再整備」を備えることで、リユースEVに対する品質面の不安を軽減し、安心して選べる高品質なリユースEVとしているもの。

そもそも一般的なリユースEVは、前オーナーの使用状態のまま販売されることが多く、車両状態にばらつきが生じやすいという課題があった。

これに対し、「ReNew EV」は、新車に近い品質を保ちながら価格を抑えられる仕組みとすることで、安心感を重視する日本のユーザーにとって新たな選択肢として提案していきたい考えだ。

取り組み内容
この取り組みに於いて、今回導入が行われた内容については、以下の通り。

導入企業
愛媛綜合警備保障株式会社(本社:愛媛県松山市)
株式会社城西自動車学校(本社:愛媛県松山市)

内容:「ReNew EV」のリース契約

導入月:2025年12月

導入車両:
愛媛綜合警備保障:日産リーフ

城西自動車学校:日産サクラ

事業展開予定と将来の展望
今後は「性能証明」と「残価保証」などを付与したリユースEVの愛媛県内企業への先行導入を通じて、制度運用やユーザーニーズの検証を行い、実効性の高い仕組みへとブラッシュアップしていく。

2027年度には、本格的な事業化を目指し、四国全域および中国地方への展開も視野に入れたスケールアップを計画している。

MobiSaviと愛媛日産は、EVを使って終わりの製品ではなく、再び使われる価値資源として位置づけ、脱炭素社会の実現と地域経済の活性化を両立する新たな事業モデルの構築に挑戦していくと結んでいる。



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