川崎重工、スーパーバイク世界選手権で通算100勝を達成


川崎重工業株式会社(本社:東京都港区海岸・神戸市中央区東川崎町、代表取締役社長:村山滋、以下、川崎重工)のファクトリーレースチームである「カワサキレーシングチーム」は、5月27日~28日に開催されたシリーズ第6戦イギリス大会のスーパーバイク世界選手権で通算100勝を達成した。

今年も開幕戦から好調な戦いを続けるカワサキレーシングチームは、27日に行われたレース1で、「Ninja ZX-10RR」に乗るトム・サイクス選手がライバルを圧倒する走りで今季初優勝。

28日のレース2では、同マシンに乗るジョナサン・レイ選手が快走を見せて今季8勝目を飾り、カワサキはスーパーバイク世界選手権通算で100勝を達成した。

1988年のハンガリー大会で、GPX750を駆ったエイドリアン・モリアス選手がカワサキにスーパーバイク世界選手権初優勝をもたらして以来、ZXR750、ZX-7RR、Ninja ZX-10R、Ninja ZX-10RRと参戦するモデルは変遷を遂げながら、遂に100勝に到達した。

選手権は6戦12レースを終えて、1位を8回、2位を3回獲得しているジョナサン・レイ選手が総合ランキング首位をキープし、トム・サイクス選手が1位を含む9回表彰台に登壇。総合ランキング2位につけている。

カワサキは、3年連続のマニファクチャラーズタイトルおよびチームタイトルの両タイトルの獲得に向けて、現段階に於いては着実な前進を見せている。

レース結果詳細:http://www.kawasaki-cp.khi.co.jp/msinfo/sbk/2017/round6.html

なおスーパーバイク世界選手権は、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)公認の市販車最高峰のロードレースで、ヨーロッパを中心に世界を転戦する。

車両規格は、公道走行用の市販車で、4ストローク2気筒1200cm3以下、3・4気筒1000cm3以下のエンジンを搭載したマシンであることが条件となっている。

マシンの改造範囲は制限されており、市販車に近い仕様でレースが行われることから、ベースとなるマシン本来の性能が証明される場として世界的に高い人気を誇っている。