本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)の航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company、以下HACI)は、ホンダが独自開発した「HondaJet」の引き渡しを開始した。
HACIは、12月8日に米国連邦航空局(Federal Aviation Administration、以下FAA)からHondaJetの型式証明を取得し、この度、HACI本社にてHondaJetを引き渡しを行った。
HondaJetの開発責任者であり、開発・製造・販売を担当するHACI社長の藤野 道格氏は、「HondaJetの引き渡しを開始することができとてもうれしく思います。
ホンダは、イノベーションを通じて個人の移動に貢献することに全力を尽くしています。
そして私たちは、ついに大空へのモビリティの提供を実現しました。近い将来、多くのHondaJetを世界中の空港でご覧いただけるように努力を続けていきたいと思います」と語った。
米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市に設立されたHACIは、現在、約54万平方メートルの敷地を有し、その生産工場ではHondaJetの量産が行われている。
また、ホンダエアクラフト・トレーニングセンターでは、専用のフライトシミュレーターを用いてHondaJetのパイロット訓練を実施している。さらにHACI内のカスタマーサービスセンターでは、整備など各種アフターサービスを行う体制が整っている。
HondaJetは、主翼上面のエンジン配置や自然層流翼型、一体成型複合材胴体といった独自技術の採用により、クラス最高水準※の最高速度、最大運用高度、上昇性能、燃費性能および室内サイズを実現した小型ビジネスジェット機である。現在、北米・欧州およびブラジルなど、合計11の拠点を通じて販売活動が展開されている。※Honda調べ
【ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company,LLC) 概要】
設立 : 2006年8月
出資形態 : American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
代表者 : 社長 藤野 道格(ふじの みちまさ)
所在地 : 米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市