富士重工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之、以下スバル)と、タンチョン・グループ(Tang Chong International Limited)傘下のTC Subaru Sdn.Bhd (以下、TCS)は、マレーシアにあるTan Chong Motor Assemblies.Sdn.Bhdの工場でフォレスターのKD生産(現地組立生産)を開始する。
これを踏まえ2月26日、マレーシア・Tan Chong Motor Assemblies.Sdn.Bhd工場でラインオフ式を実施。式典はTCSのリザ・ムタリブ取締役、富士重工業の近藤潤代表取締役副社長が出席し、執り行われた。
同工場におけるスバル車のKD生産は、2012年12月に生産を開始したSUBARU XVに加えてフォレスターで2車種目となる。
TCSは、フォレスターのKD生産を年間10,000台規模で行うことを計画しており、KD生産車はタンチョン・グループのスバル販売網を通じて、2016年春よりマレーシア国内、タイ、インドネシアで販売を予定している。
富士重工業の近藤副社長はラインオフ式に際し、「スバルのアセアン地域における更なる拡販に向けて、今後もタンチョン・グループとともに協力し発展させていく。」と述べた。
同社は、2014年5月9日に発表した中期経営ビジョン「際立とう2020」において、強い事業構造を創る取り組みの1つとして、東南アジア地域での強固な事業基盤の構築を掲げている。
富士重工業にとって、マレーシアにおけるフォレスターのKD生産はその国際事業構築計画の一環をなすものとなる。
同社は今回のKD生産の追加により、成長著しいアセアン地域においても、スバルの「安心と愉しさ」を提案し、拡販を目指していくとしている。
マレーシアで生産を開始したフォレスター
《Tan Chong Motor Assemblies.Sdn.Bhdの概要》
所在地:マレーシア クアラルンプール
代表者:Ms. Cindy Lim, Executive Director
設立:1974年5月
資本金:200万マレーシア・リンギット (約5,500万円)
事業内容:自動車組立業
フォレスターKD生産 ラインオフ式
《Tan Chong International Limitedの概要》
所在地:シンガポール
代表者:Mr. Glenn Tan, Executive Director
設立:1997年3月
資本金:1,006百万香港ドル (約153億円)
事業内容:自動車の製造、流通、販売等