国内外生産の実績好調、登録車も伸張したが軽は前年割れ、輸出もオペレーション要因により前年割れ
富士重工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之、以下スバル)は、2016年1月の生産、国内販売、輸出の実績(速報)を発表した。
●生産
総じて生産は、国内外の好調な販売に支えられ、国内領域・海外領域ともに2ヶ月ぶりの前年超えを記録した。特に海外生産分は1.3%増となっている。
同領域に於ける国内生産分は、レガシィ/アウトバックの生産量減少をインプレッサ/SUBARU XV、フォレスター等のミドルレンジの車両がカバーする形で推移し、前年比からわずかながらも微増となっている。
一方、海外生産領域は、北米市場に於けるレガシィ/アウトバックの好調が3ヶ月連続で続いている。
●国内販売
国内市場の登録車では、2015年10月に大幅な車両改良を実施したフォレスターの営業成績が伸びており、この伸張が2.6%増で、実績値アップに大きく貢献している。
対して軽自動車分野は、昨年フルモデルチェンジを果たしたステラが市場投入から、およそ1年を経過したこともあり、新たな営業戦略や施策などの市場活性化策が功を奏さず、結果、前年割れとなっていると同社では分析している。
軽自動車市場に関しては、企業外の環境影響もあることから、マーケットを掘り起こすための新指針の打ち出しが求められるものと見られる。
●輸出
海外販売は北米、欧州、豪州を中心に引き続き好調に推移している。ただ、輸出船の出港スケジュールなど一時的なオペレーション要因により、当月の成績は3ヶ月ぶりの前年割れとなっているとしている。