Ferrari488GTBが、Auto Bild誌のポーランド版「Auto Swiat」から、スポーツカー部門のゴールデンステアリングホイール賞を受賞した。
11月20日にワルシャワで行われた表彰式では、式典の主役としてFerrari488GTBがディスプレーされて式典が行われた。
かつてフェラーリ初のミッドシップV8モデルとして誕生してFerrari308GTBから早40年余。最新ミッドシップV8を搭載した488GTBは、プランシング・ホース(跳ね馬)が紡ぐ8気筒モデルの歴史に、新たな1ページを刻んだクルマと云われている。
そのパフォーマンスの源泉となった動力源は、3.9リットルV型8気筒ツインターボ。最高出力670cv/8,000rpmでありながらも2,000rpm時のアクセル・レスポンス・タイムは0.8秒。7速ギア使用時に760Nmの最大トルクを発揮する。
これらの数値から引き出されるピークパフォーマンスは、0-200km/h加速タイム8.3秒、フィオラーノ・サーキットでのラップタイムは1分23秒フラットを叩き出す。
また、エアロダイナミクス特性も488GTBのパフォーマンスに対して重要な役割を担っている。エアロダイナミクス効率は、フェラーリの歴代プロダクション・モデルの新たな記録となる1.67という数値を達成しているからだ。
そんな488GTBは、458GTで世界チャンピオンを獲得したWEC、また、かつて2年連続クラス優勝を果たしたル・マン24時間レースなどから知見を獲得。今やエキゾチックカーイメージの範疇から抜け出て、日常的なドライビング環境下でサーキット・ドライビングさながらパフォーマンスを発揮できるようになった。
Ferrari488GTB
主要技術諸元
エンジン
型式90° V型8気筒ターボ
総排気量3902cm3
最高出力* 492kW (670CV) at 8000rpm
最大トルク* 760Nm at 3000rpm(7速ギア使用時)
サイズ & 重量
全長4568mm
全幅1952mm
全高1213mm
乾燥重量**1370kg
重量配分41,5%フロント、58,5%リア
パフォーマンス
0-100km/h3.0秒
0-200km/h8.3秒
最高速度330km/h 以上
燃料消費量***
11.41/100km
CO2排出量***
260g/km
* オクタン価98(RON)ガソリン使用
** 軽量オプション装備時
*** ECE+EUDC 複合サイクル(HELE システム搭載)