ヤマハ発動機、米国で2人乗り四輪オフローダーのウルヴァリンX2投入


ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、社長:日髙祥博)は6月20日、米国RV事業の主力製品である四輪オフローダーに「Wolverine X2 (ウルヴァリン エックスツー)」を投入すると発表した。

同車は米国マーケットに於いて車種ラインナップ拡充中のROV(Recreational Off-highway Vehicle/レクリエーションオフハイウェイ車)分野の新製品として投入するもの。

2人乗りレクリエーショナルモデル「Wolverine X2 (ウルヴァリン エックスツー)」は2018年6月から主に北米市場で発売され、生産は米国のグループ会社YMMC(Yamaha Motor Manufacturing Corporation of America/ヤマハモーターマニュファクチャリング・オブ・アメリカ)で行われる。

新規投入されるこの「Wolverine X2」は、ヤマハ発動機によると2017年に発売した4人乗りレクリエーショナルモデル「Wolverine X4」のプラットフォームをベースとし、オフロード走行やハンティングを主目的に、優れた走行性能、快適性、信頼性、実用性を高次元でバランスさせた2人乗りレクリエーショナルモデルであると云う。

併せてオフロードナビゲーションシステムなどのアクセサリーを同時開発、共通プラットフォームの利点を生かし「Wolverineシリーズ」で共有化できるようにしている。

車両の主な特徴は、1)静粛性と低振動、力強い低速トルクと素直なレスポンスなど優れたオフロード走破性を両立した2気筒847cm3エンジン、2)タイトでテクニカルな走行環境に最適なコンパクトかつ軽量な車体、3)片手で操作できるテールゲートを備えた大容量のリアベッド(荷台)などがある。

このROVはナンバープレートを取得し一般公道を走行することはできないが、北米を中心に業務、レクリエーショナル、スポーツといった幅広い市場でニーズがあり、同社は2013年に発売した第一弾「VIKING(バイキング)」から最新モデルの「Wolverine X2」までラインナップを拡充し、海外市場でのプレゼンス向上に努めている。