ビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ペーター・クロンシュナーブル、以下BMW)は、目下、国内インポーターに於いて日本最多のプラグイン・ハイブリッド・モデル(4モデル)を販売しているが、今秋、BMWのフラッグシップ・モデル「BMW 7シリーズ」のプラグイン・ハイブリッド・モデルを導入し、年内に5モデルのラインアップを取り揃える。
BMWグループは、経営方針である「持続可能なモビリティの実現」のため、走行性能と省エネルギーの両立を目指して自ら掲げた「BMW EfficientDynamics(エフィシエント・ダイナミクス)」という技術戦略を採択。欧州地域に於いてはCO2削減の自主規制を達成する唯一のメーカーになる等の足跡を残してきた。
その路線に沿って2013年に、BMWのサブ・ブランドである「BMW i」から電動化技術「eDrive(イー・ドライブ)」を搭載した電気自動車「BMW i3(アイ・スリー)」、及びプラグイン・ハイブリッド・スポーツ・カー「BMW i8(アイ・エイト)」を発表。
これらBMW iの製品やサービスは、同社が量販車初と謳うCFRP炭素繊維ボディを採用する等、技術・設計・開発・企画・生産・販売手法で、今までにない戦略を打ち出してきた。
そして上記2年後にあたる2015年12月には、BMW iに初搭載した電動化技術「eDrive」をBMW本流の車種ラインナップである「BMW X5 xDrive40e(エックス・ドライブ・ヨン・マル・イー)」に導入してプラグイン・ハイブリッド化。
翌2016年3月には、量販モデルのプラグイン・ハイブリッド車「BMW 330e」および「BMW 225xeアクティブ ツアラー」を導入した。
2016年秋にはBMWのフラッグシップ・モデルの「BMW 7シリーズ」にプラグイン・ハイブリッド・モデルを追加し、その後、順次モデルを拡充する予定としている。将来的にはBMWグループの全ての中核モデルにプラグイン・ハイブリッド・モデルを導入予定だと云う。
BMWの電動化技術「eDrive」を搭載したBMWのプラグイン・ハイブリッド・モデルは、ゼロ・エミッション走行による優れた環境性能と運動性能の両立を目指しており。また、クリーン・ディーゼル・モデル同様に、プラグイン・ハイブリッド・モデルに戦略的な価格設定として、より多くの顧客へプラグイン・ハイブリッド・モデルを提供する構えを見せている。
【BMW GROUPのプラグイン・ハイブリッド・モデル】
BMW i8
導入時期:2014年9月
車両本体価格:19,660,000円
電気モーターのみでの航続可能距離:40.7km(JC08モード)
量産車として初めてカーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)製の基本骨格(パッセンジャー・セル)を採用したBMW i3同様の基本骨格を用いた、最も革新的なプレミアム・スポーツ・カーである。前輪はモーター、後輪はエンジンのみで駆動し、前輪駆動、後輪駆動、4輪駆動を状況により使い分ける。
BMW X5 xDrive40e
導入時期:2015年12月
車両本体価格:9,330,000円より
電気モーターのみでの航続可能距離:30.8km(JC08モード)
卓越したオフロード走行性能とともに、オンロードにおける走行性能をより際立たせたBMW X5のプラグイン・ハイブリッド・モデルである。BMWが誇るインテリジェント4輪駆動システム「xDrive」により、いかなる路面状況においてもBMWならではの卓越した運動性能を発揮する。エンジンのみでもモーターのみでも常に4輪を駆動する。
BMW 330e
導入時期:2016年3月
車両本体価格:5,540,000円より
電気モーターのみでの航続可能距離:36.8km(JC08モード)
BMWの中核モデルであるBMW 3シリーズ セダンのプラグイン・ハイブリッド・モデルである。このプラグイン・ハイブリッド・モデルにおいても、約50対50の前後重量配分を実現し、BMW特有のスポーティで俊敏なハンドリング性能を実現している。エンジンと電気モーターにより後輪を駆動する。プレミアム・セダンで唯一500万円台のプラグイン・ハイブリッド・モデルである。
BMW 225xe Active Tourer
導入時期:2016年3月
車両本体価格:4,880,000円より
電気モーターのみでの航続可能距離:42.4km(JC08モード)
コンパクトなボディ・サイズと、ひとクラス上の居住性を両立したBMW 2シリーズ アクティブ ツアラーのプラグイン・ハイブリッド・モデルである。プレミアム・コンパクト・セグメントで広々とした室内空間を備える唯一のプラグイン・ハイブリッド・モデルであり、前輪はエンジン、後輪はモーターのみで駆動し、前輪駆動、後輪駆動、4輪駆動を状況により使い分ける。
BMW 740e
導入時期:2016年秋
電気モーターのみでの航続可能距離: 40km(EUテストサイクル)
BMWのフラッグシップ・モデルであり、量産車初の数々の革新機能を備えるBMW 7シリーズのプラグイン・ハイブリッド・モデルである。BMWらしい卓越したドライビング・ダイナミクスと、ラグジュアリー・セダンに求められる上質でしなやかな乗り心地を高次元で両立している。エンジンと電気モーターにより後輪を駆動する。