ＦＩＡフォーミュラ・ワン世界選手権、第２戦バーレーンＧＰ（開催地：バーレーン・サヒール、バーレーン・インターナショナル・サーキット<コース全長：５.４１２km>、開催期間：４月１～３日）の予選セッションが４月２日（土曜日）に実施された。
当地の予選はナイトセッション（日本時間の２４時から）による実施となる。
ちなみに前々日・初日のフリープラクティスでは、メルセデス陣営がトップ集団を形成したが、翌土曜日のフリープラクティスでは、フェラーリ陣営がこれを逆転して、トップを奪うシーソーゲームとなった。
この日の予選セッション開始時の環境は、気温２２度・路面２８度・湿度２９％。
予選方式は、不評の新方式が撤廃になるものと見られていたが最終的に、全ステークスホルダーの全一致に至らず時間切れとなったとされ、今回も一定時間を重ねる毎に、選手ひとり一人がノックアウトされるスタイルが淡々と実行されている。
まず最初に脱落したのは、フェリペ・ナッサー（ザウバー）、その９０秒後にリオ・ハリアント（マノー）、さらにジョリオン・パーマー（ルノー）、ケビン・マグヌッセン（ルノー）、セルジオ・ペレス（フォース・インディア）、マーカス・エリクソン（ザウバー）、パスカル・ウェーレイン（マノー）らが続々と脱落した。
以降Ｑ２に於いても、ダニール・クビアト（レッドブル）、ジェンソン・バトン（マクラーレン）、エステバン・グティエレス（ハース）、ストフェル・バンドールン（マクラーレン）らが脱落。
結局、Ｑ３に進出できたのはハミルトン（メルセデス）、ベッテル（フェラーリ）、ロズベルグ（メルセデス）、ライコネン（フェラーリ）、ボッタス（ウイリアムズ）、リカルド（レッドブル）、マッサ（ウイリアムズ）、ヒュルケンベルグ（フォース・インディア）の８名となった。
しかもＱ３では、ロズベルグ、ベッテル、ライコネン、ハミルトン、リカルド、ボッタス、マッサ、ヒュルケンベルグの順で最終セッション序盤をわずかに周回したのみで、リカルド以下は、そのまま早々にマシンをガレージに収めてしまう。
このため最後は、ロズベルグ、ベッテル、ライコネン、ハミルトンの上位４人だけのトップ争いとなった。
このなかで、ハミルトンが１分２９秒４９３の予選タイムを刻んでトップに躍り出る。これに０.０７７秒遅れのロズベルグが続き、Ｑ３の確定順位は、ベッテル、ライコネン、リカルド、ボッタス、マッサ、ヒュルケンベルグとなった。
その後続には、Ｑ３以前に脱落したロマン・グロージャン（ハース）、マックス・フェルスタッペン（トロ・ロッソ）、カルロス・サインツ（トロ・ロッソ）、バンドールン（マクラーレン・１２番手）、グティエレス（ハース）、バトン（マクラーレン・１４番手）と続き、最終的には、以下の結果で予選順位が確定している。
バーレーンＧＰ・予選セッションの結果
順位／ドライバー＿／チーム＿／タイム
-１／L.ハミルトン＿／メルセデス＿／1’29.493
-２／N.ロズベルグ＿／メルセデス＿／1’29.570
-３／S.ベッテル＿／フェラーリ＿／1’30.012
-４／K.ライコネン＿／フェラーリ＿／1’30.244
– ５／D.リカルド＿／レッドブル＿／1’30.854
-６／V.ボッタス＿／ウィリアムズ＿／1’31.153
-７／F.マッサ＿／ウィリアムズ＿／1’31.155
-８／N.ヒュルケンベルグ＿／フォース・インディア＿／1’31.620
-９／R.グロージャン＿／ハースＦ１＿／1’31.756
-10／M.フェルスタッペン＿／トロ・ロッソ＿／1’31.772
-11／C.サインツ＿／トロ・ロッソ＿／1’31.816
-12／S.バンドールン＿／マクラーレン＿／1’31.934
-13／E.グティエレス＿／ハースＦ１＿／1’31.945
-14／J.バトン＿／マクラーレン＿／1’31.998
-15／D.クビアト＿／レッドブル＿／1’32.241
-16／P.ウェーレイン＿／マノー＿／1’32.806
-17／M.エリクソン＿／ザウバー＿／1’32.840
-18／S.ペレス＿／フォース・インディア＿／1’32.911
-19／K.マグヌッセン＿／ルノー＿／1’33.181
-20／J.パーマー＿／ルノー＿／1’33.438
-21／R.ハリアント＿／マノー＿／1’34.190
-22／F.ナッサー＿／ザウバー＿／1’34.388