横浜ゴム、2015年度第2四半期累計連結決算は過去最高の売上高、営業利益、経常利益達成


横浜ゴム株式会社(本社:東京都港区新橋、代表取締役社長:野地彦旬、以下、横浜ゴム)の2015年度第2四半期累計連結決算(2015年1月1日から2015年6月30日)は、売上高が前年同期比4.4%増の2,963億円、営業利益が同7.3%増の253億円、経常利益が同5.9%増の239億円、純利益が同9.6%減の162億円となり、売上高、営業利益、経常利益は過去最高を達成した。

主力のタイヤ事業は、海外が好調に推移し、MB事業(マルチプル・ビジネスの略)は工業資材事業のマリンホースやゴム支承に加え、航空部品事業が伸びた。原材料価格の低位での推移や為替円安も利益を押し上げた。

タイヤ事業は、売上高2,317億円(前年同期比4.4%増)、営業利益193億円(同4.5%増)の増収増益となった。国内新車用は第1四半期から続く自動車生産台数の減少により低調に推移した。

国内市販用は、昨年の消費税増税の影響に加え、首都圏での降雪が少なかったことや価格競争の激化により販売量、売上高ともに前年同期を下回った。海外は北米が低調だったが、欧州、ロシア、中国が好調で売上高は前年同期を上回った。

MB事業(ホース配管、シーリング材、コンベヤベルト、ゴム支承、マリンホース、防舷材、航空部品等)は、売上高611億円(前年同期比4.9%増)、営業利益56億円(同15.9%増)の増収増益となった。

ホース配管事業は第1四半期から続く資源開発鈍化や中国における景気減速など市場環境が厳しく、売上高は前年同期を下回った。

工業資材事業は、海外でマリンホースが好調だったことに加え、国内でゴム支承など土木関連製品が伸び、売上高は前年同期を上回った。

ハマタイト・電材事業は建築用シーリング材が低調だったものの、海外向け自動車用接着剤が好調に推移し売上高は前年同期を上回った。

航空部品事業は民需の増加に加え、官需で大型機の量産が本格化したことで売上高は前年同期を上回った。

2015年度通期の連結業績は、売上高と営業利益は2月公表値の6,730億円(前年同期比7.6%増)、640億円(同8.4%増)を据え置くが、経常利益と当期純利益は為替を中心とした営業外収支の改善に伴い上方修正する。

経常利益は、2月公表値に対して50億円プラスの595億円(同6.6%増)、当期純利益は30億円プラスの390億円(同3.7%減)を見込む。

中間配当は当社の財務状況、第2四半期決算を踏まえ、1株当たり13円とする。また、期末配当予想は1株当たり26円※を予定している。

なお、年間配当は今年7月1日に株式併合を行っているため、実質的には前回予想どおりとなる。

※本年7月1日に効力発生の株式併合(普通株式2株を1株に併合)後の株式を対象。

決算ハイライト(百万円)yokohama-rubber-second-quarter-total-consolidated-balance-sheet-2015-fiscal-record-sales-operating-income-ordinary-income-achieved20150810-1

事業別(百万円)yokohama-rubber-second-quarter-total-consolidated-balance-sheet-2015-fiscal-record-sales-operating-income-ordinary-income-achieved20150810-2

(注)当連結会計期間より従来の「工業品事業」と「その他の事業」に含まれていた航空部品事業を併せて 「MB事業」に名称を変更。2014年度第2四半期の数字は新区分にて計算し直した数値を記載。
(注)当連結会計期間より従来の「工業品事業」と「その他の事業」に含まれていた航空部品事業を併せて 「MB事業」に名称を変更。2014年度第2四半期の数字は新区分にて計算し直した数値を記載。

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