横浜国立大学とNEXCO東日本、相互の包括的な連携推進協定締結


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横浜国立大学(所在地:神奈川県横浜市、学長:長谷部勇一)とNEXCO東日本(東日本高速道路株式会社、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:廣瀨博、以下、NEXCO東日本)の関東支社(埼玉県さいたま市)は、相互の包括的な連携推進に関する協定を平成27年12月24日(木)に締結した。

1.目的
各機関の研究開発能力・人材・設備を相補的に活用し、高速道路の防災およびリスクマネジメント分野における産学連携を推進することにより、研究成果の社会活用を促進するとともに、先端的な技術力と広い視野を有する研究者や技術者の育成に貢献することを目的としている。

具体的には、施設管理運用に対する技術連携・人的資源の連携を行うことで、相互に利する成果を求めていく。

2.連携内容
共同研究等の実施とこれに伴う研究者及び技術者の相互交流
地域特性を活かした研究及び研究成果の活用。
教育・人材育成の推進及び相互支援。
その他、本協定の目的を達成するために必要な事項。

最近の連携事例
関越自動車道 片品川橋の耐震補強
片品川橋は昭和60年に開通した、橋長約1,034mの鋼トラス橋であり、多数の橋脚の高さが60m以上となる大規模な橋梁。

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片品川橋

鋼トラス形式は地震時の挙動が複雑であり、地震作用に対する橋梁の安全性等の評価に関して高度な知見と技術が求められる。

このため「関越自動車道 片品川橋補強検討委員会」を設置し、横浜国立大学 山田 均教授のご指導を仰ぎながら構造特性に応じた解析等を行い、耐震補強を実施した。

NEXCO東日本の防災に関する取組事例
サービスエリアの防災拠点化
東日本大震災において、高速道路のサービスエリアが自衛隊や消防などの集結拠点や中継拠点として活用されたことを受けて、災害発生時に関係機関が災害救助活動を効果的に行うために、自家発電設備や井戸などのライフラインのバックアップや、共同の災害対策室として活用できる機能を備えたサービスエリアを整備している。具体的には、関係機関等と合同で防災訓練なども実施している。

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守谷SA防災機能イメージ図