ヤマト運輸、伊丹市・ミマモルメと新見守りサービスの実証開始


「まちなかミマモルメ」と市バス・市の公用車・集配車両と連携して見守りネットワークを構築

ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾裕)は、伊丹市(市長:藤原 保幸)、阪急阪神ホールディングス傘下の株式会社ミマモルメ(代表者:小坂 光彦)と3月18日より新たな見守りサービスの実証実験を開始する。

これは、子どもや高齢者の居場所をご家族にお知らせする阪神電気鉄道を母体とする株式会社ミマモルメのサービス「まちなかミマモルメ」と、市バス・市の公用車やヤマト運輸の集配車両など約50台を連携させて、充実度をより高めた新たな見守りサービスであるという。

もともと兵庫県伊丹市は、子どもや高齢者に関わる犯罪の抑止や事件・事故の早期解決を目的に「まちなかミマモルメ」を2016年3月より実施してきた。

これは通学路や学校の校門など市内1,000カ所に防犯カメラと一体となった受信器を設置し、ミマモルメの発信器を持った子どもや高齢者が付近を通過する際に、位置情報や通過時間などの居場所情報を家族に配信するというもの。

これに加え3月11日、伊丹市とミマモルメとヤマト運輸は、より安全・安心な見守りネットワークを構築することを目的に「地域における見守り協定」を締結。伊丹市役所にて協定締結式を行った。

3月18日より、市バス・市の公用車 3台と市内を走るヤマト運輸の集配車両約50台に加え宅急便センター4拠点に電波受信器の機能を持つスマートフォンに移動受信器アプリをインストール。

走行しながら受信する居場所情報を「まちなかミマモルメ」と連携することで、発信器を持った子どもや高齢者が車両や拠点の付近を通過した際に発信器からの情報をスマートフォンが受信し、家族へ「まちなかミマモルメ」アプリを通じてよりきめ細かい見守り情報を配信する新たな見守りサービスの実証実験を行っていく。

実証実験期間は、2019年3月18日(月)~2019年5月31日(金)まで。なお今回の実証実験の取り組み内容は「まちなかミマモルメ」サービスの登録ユーザーのすべてが、新たな設定を行う必要なく利用できる。また追加料金は発生しない。

「まちなかミマモルメ」ホームページ:https://www.hanshin-anshin.jp/machinaka/

左から、 伊丹市マスコットキャラクター「たみまる」、 ミマモルメ 代表取締役社長:小坂 光彦、 伊丹市長:藤原 保幸、 ヤマト運輸 阪神主管支店長:小川 範行、 シロネコ・クロネコ