ダイムラー・トラック・アジア始動、商用車部門の事業拠点を東南アジアへ移管


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三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:マーク・リストセーヤ、以下 MFTBC)と、ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社(以下 DICV)が協業して設立したダイムラー・トラック・アジアことDTA。

今後はこのDTAが、シンガポールに新設したリージョナル・センター(以下 RC)を通じて、FUSOを筆頭とするダイムラーの商用車ブランドの販売と、カスタマーサービスの拡大を担う。

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東南アジアの経済拡大に乗じて、商用車需要の押し上げ効果を狙う

現在、リージョナル・センターは、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピンなど東南アジア18カ国に拠点を構えており、これらがFUSOブランドのトラック・バスおよび、メルセデス・ベンツブランドのトラック・バス・商用バンの販売およびカスタマーサービス活動を支援していくと云う。

この新方針と計画実行について、ダイムラーAG取締役兼トラック・バス部門総責任者のウォルフガング・ベルンハルト氏は、「当社は昨年、東南アジア圏で4万台以上の商用車を販売しました。

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この地域は、今後さらにトラック・バス・商用バンの需要が引き続き拡大する見込みで、当社はさらなる事業強化を図るため、今回、物流のハブであるシンガポールに新拠点のダイムラー・トラック・アジアを開設しました。

シンガポールには、活発なビジネス活動を支える優れた人材だけでなく、世界最大級の空港や、世界2位の取扱高を誇る港湾施設など、高度な流通インフラが備わっています。

ドイツ・川崎の2極による管理体制から、地域中核拠点の独自コントロール体制へ

ダイムラーブランドは、このシンガポールを拠点に1950年代よりメルセデス・ベンツブランドの拡販を図ってきましたが、ここ東南アジアの人口は、今や6億2200万人と米国や欧州よりも多く、その50%以上の平均年齢が30歳と低く、これらが同地域の成長を支える原動力となっています。

それに伴う経済活性化と物流量の増加は、今後メルセデス・ベンツブランドだけではなく、FUSOの車両需要にも大きなプラス効果をもたらす事でしょう」と語った。

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実際、同周辺地域に於けるトラック需要は、フィリピンやベトナムを中心に大幅に拡大しており(フィリピン:27%、ベトナム:92%)、2015年のトラック総需要は22万5000台にまで拡張。この地域でダイムラーは、2015年単年に於いても4万台以上の車両を販売していてる。

実はこれまで、メルセデス・ベンツブランドの販売・カスタマーサービス活動はドイツ本社で。FUSOブランドに関してはMFTBCの川崎本社が別々に管理していた。

しかし今後は世界各国の地域拠点が、メルセデス・ベンツ並びにFUSOの2つの車両ブランドの販売・サービス活動を統括・管理していく形に変わる。シンガポールに開設したRCでは、東南アジアで有力なFUSOブランドを管理するDTAを通じて、さらなる国際シェア拡大を図っていく構えだ。

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関連リンク
三菱ふそうトラック・バス株式会社ホームページ
< http://www.mitsubishi-fuso.com/ >