トヨタ、2/8〜13に国内における完成車組み立てラインの稼働を全て停止


トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男、以下、トヨタ)は、本年1月8日(金)に、愛知製鋼株式会社知多工場で発生した事故の影響による部品の供給状況等から、2月8日(月)~2月13日(土)の間、国内における完成車組み立てラインの稼働を全て停止する。

稼働再開は2月15日(月)を予定している。

また2月8日(月)については全工場休日とし、それに伴いユニット工場を含む、国内全ての工場の稼働を停止する。ただし、海外における完成車組み立てラインの稼働は継続していく。

トヨタでは、「今後も、愛知製鋼株式会社内の代替ラインでの生産、他鉄鋼メーカーへの生産委託等により、車両生産への影響を最小限にとどめるべく、継続して対応を進めてまいります。

お客様にはご心配をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします」と述べている。

なお愛知製鋼に於ける事故は、知多工場第2棒線圧延工場で発生したもので、具体的には、第2棒線圧延工場の操業運転のため加熱炉内点火作業のため、事故発生同日、同社オペレーターが加熱炉配管内を燃料である都市ガス(以下ガス)に置換する作業に入り、23時45分頃、パイロットバーナーを点火したところ爆発発生したという経緯。

事故の原因は、加熱炉の点火作業において、調節弁、遮断弁等のバルブ類から漏れたガスが加熱炉内に滞留。

点火前に行うエアパージ作業が実施されず、滞留したガスに点火したパイロットバーナーの火が引火し、事故に至ったと想定されている。