昭和シェル石油、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画策定


-from-royal-dutch-shell20150802-2

全社員が活躍できる組織風土の更なる進化を目指して

昭和シェル石油株式会社(所在地:東京都港区:代表取締役社長・グループCEO:亀岡剛、以下、昭和シェル)は3月31日、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(以下、女性活躍推進法)」に基づき行動計画を策定した。

showa-shell-sekiyu-kk-female-employees-of-the-initiatives-from-the-bottom-up20151020-1
昭和シェル石油は、2015年10月20日、女性社員のさらなる活躍推進への取り組みとして、「昭和シェルWomen’sネットワーク」を立ち上げるなど、ダイバーシティプランには積極姿勢を見せている

同社は、1991年の育児介護休業法制定に先駆けて様々な両立支援策を実施し、2002年には、「ダイバーシティの基本方針」を策定する等、全ての社員が働きやすく、能力を発揮できる職場環境作りに取り組んできた。

その結果、採用に占める女性の比率、勤続年数の男女差は、法に基づく現状把握の判定基準を満たしており、全社員の平均残業時間という面でも、女性にとって働きやすい環境を整えるに至っているとしている。

2014年10月には、女性社員を対象としたアンケート調査を実施し、「女性社員の育成」「ネットワーク作り」「柔軟な働き方」「活躍しやすい職場風土の醸成」といったテーマを特定し、女性の中長期的なキャリア形成支援を具体化する施策として、2015年10月に「昭和シェルWomen’sネットワーク」を社内に立ち上げた。

同ネットワークの第1期活動では、女性社員を対象とした全10回の分科会や、女性役員講演会を開催し、女性社員自らが企画運営するネットワークを通じて、前向きなマインドの醸成や、交流の機会作りを実現した。

2016年2月以降は、第2期~輝く社員プロジェクト~として対象を全社員に広げるとともに、全社員が活躍できる組織風土がさらに進化するよう、行動計画に盛り込んだ活動を展開していく。

■昭和シェル石油株式会社 行動計画
女性が更に活躍できる環境整備を目的に、下記行動計画を策定した。
計画期間 : 2016年4月1日~2020年3月31日(4年間)
同社の課題 : 管理職に占める女性の割合が低い。
目標と取り組み内容・実施時期と目標 : 女性管理職の人数を2015年度比2倍以上(26人以上)とする。

取り組み内容・実施時期
【1】女性社員の育成
– 2014年 4月~
新たに次世代リーダー育成のための研修を導入し、女性社員を積極的に参加させることで、当該社員のより一層の成長を促す(継続)
– 2015年 5月~
仕事と育児を両立している社員が、研修に積極的に参加できるようプログラムを整える(継続)

【2】女性社員の前向きなマインドの醸成
– 2015年10月~ロールモデルとなる人材との交流会(分科会やランチ会)を実施し、女性社員の意識向上を図るとともに、ネットワークを強化する(継続)
– 2015年11月~
社内外で活躍する役員等の講演会を開催し、女性社員の視野を広げ、視座を高める(継続)

【3】柔軟な働き方の検討
– 2016年 6月~
男女を問わず全社員が活躍できるよう、両立支援制度の拡充を図る

【4】活躍しやすい職場風土の醸成
– 2015年12月~
管理職に対する意識啓発活動(講演会・研修等の開催)を継続的に実施し、女性活躍に関する意識を高める(継続)
– 2016年 2月~
ダイバーシティマネジメントに関し経営トップから継続的なメッセージを発信し、全社員がダイバーシティの重要性について理解を深める(継続)

MOTOR CARSの関連記事(2015年10月20日掲載)
昭和シェル石油、ボトムアップで女性活躍の取り組み