パーク24、新本社建設に向けて新日鉄興和不動産と事業用定期借地権設定で合意


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パーク24株式会社(本社:東京都千代田区、社長:西川光一)は3月31日、当社グループの創業の地である東京都品川区西五反田に新本社ビルを建設する。

これを踏まえ同新築ビル建設予定地として、新日鉄興和不動産株式会社(本社:東京都港区、社長:永井幹人)と事業用定期借地権設定で合意したと発表した。

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同社は1971年に当該エリアで創業。2007年からは現在の東京都千代田区有楽町に移転した後も、グループ機能のいくつかは現在も西五反田にあり、パーク24グループにとって思い入れの深い土地であると云う。

その西五反田の地に、同社企業スローガンである「人と クルマと 街と、」に沿って、「人とクルマが調和する街づくり」をコンセプトとした新築ビルを建設予定。

同拠点には本社機能と、グループが提供する時間貸駐車場やレンタカー、カーシェアリングサービス等を総合的に提供する拠点とする予定。

また、同計画は、品川区が2014年7月に発表した西五反田二丁目地区で進める「大街区化促進に向けてのプラン」を活用したものでもある。

品川区との協議の上、道路の拡幅及び歩道確保のための区道の付け替えを行うことに加え、建物周辺に歩道状空地を設ける他、目黒川沿いの賑わいを拡充するため、建物内に目黒川沿いパーキングメーターの代替施設として約100台の駐車場を整備する等、様々な形で地域社会へ貢献していく。

上記の目的達成に向け、当該地に於いて、新日鉄興和不動産と約50年の事業用定期借地権の設定について2016年3月31日付で合意。パーク24では、「この計画により地域社会に貢献するとともに、創業の地で原点回帰し、創業時のベンチャー精神を喚起することで、パーク24グループの更なる成長を目指してまいります」と語っている。

敷地の概要
所在地 :東京都品川区西五反田二丁目20番、21番(住居表示)
用途地域 :商業、防火地域
容積率 :800%、700%
敷地面積 :約1,785㎡
所有者 :みずほ信託銀行株式会社(受益権者:新日鉄興和不動産株式会社)

予定建物概要
建物規模 :地下2階、地上13階、塔屋1階
延床面積 :約17,000㎡
建物竣工 :2019年春~夏(予定)
設計 :株式会社日本設計
施行者 :未定
事業主 :パーク24株式会社

事業用定期借地権設定契約の内容
所有者 :みずほ信託銀行株式会社(受益権者:新日鉄興和不動産株式会社)
契約期間 :平成29年3月~平成79年1月(49年11ヶ月)
契約締結日 :平成28年3月31日

当地における建物に関する内容
建物に関する投資額、詳細内容等については、現在予定段階であり、本社移転等についても取締役会に於いて決定した事実はないとしている。

また本件が今期の業績に与える影響は軽微としており、今後計画の進捗と併せて意思決定事項や業績への影響度合い等を継続的に開示していく構え。