本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘)と、Scuderia Toro Rosso(スクーデリア・トロロッソ)が結成したRed Bull Toro Rosso Honda(レッドブル・トロロッソ・ホンダ)は、2018年型のF1マシン「STR13」を公開した。
この新チームによる参戦初年度となる2018 FIAフォーミュラ・ワン世界選手権の開幕に先立ち、併せてHonda製の新型パワーユニット「Honda RA618H」も披露した。
チームはこれから、スペイン・バルセロナで2月26日から8日間にわたって行われるテストで実戦に向けた調整を行い、3月25日(日)にメルボルンで決勝を迎えるオーストラリアGPに臨む。
発表にあたってスクーデリア・トロロッソ チーム代表 フランツ・トスト氏は、「Hondaとともに迎える新たなシーズンが今から楽しみです。
これまでエンジン独占供給を受けた経験がないトロロッソが歴史のあるHondaとパートナーになり、これからともに進んでいくことにわくわくしています。
また、我々は2人のルーキーを2018シーズンのドライバーに迎えています。
ルーキーとはいえ、ピエール・ガスリーもブレンドン・ハートレーも昨年いくつかのレースで我々とともに戦っており、今シーズンが彼らにとって初のF1フル参戦の年になるのです。
ピエールは2016年のGP2(現F2)チャンピオンであり、ブレンドンは昨年のFIA世界耐久選手権とル・マン24時間で王者となりました。
そんな2人に競争力のあるマシンを提供できれば、ハイレベルなパフォーマンスを示してくれると確信しています。我々がハードワークを重ねて開発したSTR13がサーキットを駆ける姿を目の当たりにすることが待ちきれません。いよいよ、シーズンの始まりです…Gambarimasu(ガンバリマス)!」と述べている。
一方、本田技研工業株式会社 ブランド・コミュニケーション本部長 森山克英氏は、「昨年9月のパートナーシップ発表から、非常にタイトな時間の中で準備を進めてきましたが、この日を迎えることができました。
ここまで一緒に開発に取り組んできたトロロッソとHondaのエンジニア、メカニックの皆さんに感謝の言葉を送りたいと思います。
今日から始まるテストで新生Red Bull Toro Rosso Hondaのマシンを熟成させメルボルンに向かいます。皆さまの応援をよろしくお願いします」と結んでいる。