日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は4月22日、大阪府に電気自動車(EV)「e-NV200」を3年間無償貸与すると発表した。
納車式は同日、大阪府公館において、大阪府の新井純副知事、日産自動車や地元販売会社の代表者らが出席して執り行われた。
日産は昨年9月、より良い街づくりや行政課題の解決等の一助となる活用方法を考案された自治体に対して、「e-NV200」を3年間無償貸与し、同車を実際に活用して頂く取り組みを行うことを発表しており、昨年末より順次貸与を始めている。
大阪府では、「クリーンであること」、「多量の電気が供給できること」、「静粛性が高いこと」といった「e-NV200」の特長を最大限活かし、防災拠点などでの非常用電源や排出ガスが課題となるトンネル内での移動手段、環境サンプリング時や夜間工事現場で使用する機器への給電などに活用される予定。
「e-NV200」は、多目的商用バン「NV200 バネット」をベースに、e-パワートレインを組み合わせることで、室内の広さや多用途性とEVならではの滑らかな加速性と静粛性を兼ね備えたモデルで、バンだけでなく5人乗り/7人乗りのワゴンタイプも設定している。
また、「e-NV200」は、最大1500Wの電力を供給するパワープラグによって屋外での電源供給が可能となり、走る蓄電池としてさまざまな場面で役立てることができる。